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 俊輔、おめでとうと本の感想 [サッカー]


 折しも、今日は日本フル代表の「W杯地区最終戦、対イラン戦」の日ではないか。こちらは地上波で見られるけど、スコットランド・リーグはねぇ……。スカパー! で見たいなぁ。

 ――と、タイトルと違うところから入ってしまったけれど、書きたかったのは、

 「少し遅まきになってしまったけど、俊輔、オメデトウ!!!」ってこと。

 日刊スポーツのWebサイトによると、

俊輔MVP!強烈デビュー/スコットランド

<スコットランドリーグ:セルティック2-0ダンディーU>◇6日◇グラスゴー

 セルティックに移籍したMF中村俊輔(27)が、地元開幕戦となったダンディーU戦で鮮烈にデビューした。トップ下として先発出場し、創造性をフルに発揮して地元ファンをうならせた。前半17分には浮き球で味方と相手GKの1対1の場面を演出するなど、技術の高さも見せた。後半39分に途中交代した際にはスタンディングオべーションで見送られ、試合の最優秀選手にも選ばれた。試合は2-0で、チームは今季初勝利を挙げた。

 84分間の「俊輔マジック」を目の当たりにしたセルティックファンが、スタンディングオベーションで中村を見送った。後半39分の交代の際、総立ちで東洋からのファンタジスタに最高の敬意を表した。拍手と歓声のシャワーを浴びながら、中村が照れ笑いしながらベンチに下がる。その笑顔には今後、スコットランドでやっていける自信をのぞかせた。マン・オブ・ザ・マッチ(試合の最優秀選手)にも選ばれた。

 やったね、俊輔! て感じ。(^O^)/

 スペインではなく、スコットランドへ移籍と聞いたときは、「ああ、また回り道かぁ」と思ったのだけど、『Ciao!―中村俊輔イタリア日記』を読んでいたら、少し考えが変わった。

 ある意味、スペイン・リーグは彼の夢というか、最終目標みたいなもので、そのために、さまざまな試練(紆余曲折)があっても頑張ると言い切っている。

 すごいなぁ。なんだか典型的なA型で、真面目でシャイで不器用で、という印象があって、だからヒデなどに比べて(比べちゃいけないけど)損をしている部分が多いのでは、という風に見てた。(同じイタリアにいるってこともあったんだろうね)

 本は、“『FOOTIVAL』という雑誌で掲載されている「レッジ-ナの日々」を一冊の本にまとめたものである。”ので、文章はいかにもサッカー選手といったことしか書いていない。でも、連載ではなくまとめて読むと、その時々の俊輔の置かれた立場や状況、想いの変遷がとてもよく理解できる。

 調子のわるいとき、何やってるんだ、とファンやメディアに非難を浴びてしまうようなとき、どんな気持ちでいたのか。

 「求道者」。

 そんな言葉が浮かんでくる。

 文章そのものは、記者がその都度インタビューして、まとめたものだろうからと、引き気味に読んでも、彼の真面目さ、ひたむきさが、ひしひしとこちらに伝わってくる。そんなに頑張らなくても、もうちょっと気楽にやってもいいのに。せっかく、陽気で遊び好き?なイタリア人に囲まれているのだから。そんな言葉をかけてやりたくなってくる。

 でも、そのあたりが、ファンを惹きつけるところなんだろうな。抜群の技術とセンスを持ちながら、はじけきれない繊細さとのアンバランス?ぶりが。


 スコットランドはラグビーが強くて、ガタイのでかいの強いのが特徴、なんてあちこちで聞かれたけど、それを技術で捌くなんて「柔よく剛を制す」そのものじゃないか。

 なんだか嬉しくなってしまう。

 日本人は、やっぱり“ファンタジスタ”でいかなくっちゃ。いろんな面で。そんなことも考えさせてくれる。

 やっぱり、スカパー! で見たいよぉ。


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