レース編み関連の本を多々 [クラフト]
毛糸だま No.143(2009年秋号) (Let’s Knit series)
- 出版社/メーカー: 日本ヴォーグ社
- 発売日: 2009/08
- メディア: ムック
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う~ん、「毛糸だま」最新号、先日書いた“アルメニアン・レース”以外は、それほどそそられる作品はなかった……。
(ノ∀`) アチャー
冬に向けて“フェアアイル”という技法が流行っている(流行らせようとしている?)ようだけれど、あまり好みじゃない。
ネット閲覧は、予想以上に作品がよく見えるみたい。これからは、ちゃんと書店で確かめてからにしよう。
とはいえ、そのアルメニアン・レース、思った通り“トルコのオヤ”に似て、糸を針で編んでゆく技法だった。やってみたいなぁと思うけれど、このごろ、ご無沙汰のビーズ・ステッチに、そろそろ戻りたいとも考えていて、もうしばらく先かな~。
なぁんてブツブツ言ってるわりに、今月はボーナスも入ったし、と、つい、あれこれ買い込んでしまった本が山に……。
「切りっ放しでおしゃれな手づくり」
切りっ放しでおしゃれな手づくり―自然で、自由で、やさしくていい感じ! (主婦の友生活シリーズ)
- 作者: 了戒かずこ
- 出版社/メーカー: 主婦の友社
- 発売日: 2009/03/07
- メディア: ムック
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「ロマンティックニット―かぎ針で編むアクセサリーと小物」
- 作者: 中西和恵
- 出版社/メーカー: 文化出版局
- 発売日: 2009/06
- メディア: 大型本
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「タティングレースの首飾り―天然石とビーズが美しい」
- 作者: 藤戸禎子
- 出版社/メーカー: 日本ヴォーグ社
- 発売日: 2009/06
- メディア: 大型本
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「はじめて編むアイリッシュ・クロッシェレース」
- 作者: 河合真弓
- 出版社/メーカー: 日本ヴォーグ社
- 発売日: 2009/06
- メディア: 大型本
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ちょっと買い込みすぎ(?)と反省……。
しつつ思うのは、雄鶏社の倒産。
知ったのが遅かったせいもあって、Amazonなどのネット書店では予定していた本が手に入らなくなった、なんてことも。
そうした出来事の影響もあったかも?
アップルミントあたりは、ほんの少しタイトルや装丁を変えて出し直す、ということをやっているようだけど。予定数を売り切ったらハイそれまで、という出版社もあるし。
雄鶏社の本に関しては、その後、とあるショッピングセンターへ娘と遊びに行ったときに、そこに入っていた書店で多数あるのを見つけて、脱力してしまった。
もう手に入らない(古書以外は)と思っていた本がズラリと並んでいると、何やら妙な気分で。
え~、肝心の作品づくり。
それぞれの本から1つでも作品を作れる日は、いつになるやら。
お正月ごろにせっせと取り組んでいたりして(汗)。
アルメニアン・レースという技法があるらしい [クラフト]
『毛糸だま』の新刊を(ネットで)パラパラとめくっていたら、出てきた。
近ごろ流行の“エジング”=縁取りをするための技法らしい。
イーネオヤ(トルコ)とか、レース編み、ビーズを入れ込んだ糸で、と書籍も様々なものが出ているけれど、そこにまた1つ、加わるのかな。
新しいもの、技法には、すぐに眼が行ってしまう私。
エジング系といえば、レース糸くらいしか作っていないし、ハンカチなどの縁に編み込むタイプのものは、あまり興味がない。
ともあれ、とりあえず雑誌を買ってこよう。
『スイート・ホーム殺人事件』 [ミステリー、SF]
な~んか、こんなことってあるんだなぁ、という気持ち。べつに霊感も第六感も持ち合わせてないんだけど。(前のエントリーで、極度の怖がりで怪談が読めない、見られないと書いたように、そもそもそういう能力が欲しいと思ったこともない)
何かといえば、ハヤカワ文庫の目録を某所でちょくちょく読んで(見て?)いて、面白そうな本はないかと物色しているのだけれど。
今日、目に付いた本がこれ。
スイート・ホーム殺人事件 (ハヤカワ・ミステリ文庫 28-1)
- 作者: クレイグ・ライス,長谷川修二
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1984/10
- メディア: 文庫
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クレイグ・ライスの本は、昔、解説を書いている小泉喜美子さん存命のころに、オススメの文章を読んで、ちょこちょこと買って読んでいた。小泉さんがミステリーを書きたいと思って、でも本格物なんて無理、とこぼしたら、某評論家氏(だったか作家さんだったか)が、「ライスでいいんだよ」と言ったとか。
それはコメディで行けという意味ではなく、(妙ちきりんな)本格トリックをひねり出すためだけに時間を使うな、“物語”のほうに力を入れろ、ということだと理解したのだが、喜美子さんの作品のように“人の心の動き”がそのままミステリーにもなる、ということだったのかもしれない。
さて、この『スイート・ホーム殺人事件』、表紙も変わっていて、ちょっといい感じ。
実家の書棚を探せば出てくるような気がするけれど、見つかったとしても、娘にオススメするとしたら、ページが焼けて色あせているような古びた本は厭がりそうだし――私はむしろ、そういう“歴史”のある本が好きだったけれど。書棚の奥に積んであった埃だらけの本とかね――、買い直してもいいかも。
……と考えていたら、なんと! 新訳本が出るらしい。
スイート・ホーム殺人事件〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
- 作者: クレイグ・ライス,羽田詩津子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/09/05
- メディア: 文庫
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このところ、いわゆる“名作”として残したい、という作品を、新たに訳し直して出す、という例が増えている。どういう基準で選ばれるのか分からないけれど、これはチャ~ンス!?
というか、なんという偶然。
いや別に、新訳本と聞けば、目録云々なんてどーでも、単純に飛びついたかもしれないけどね。
『マスキングテープの本』 [書籍、雑誌]
- 出版社/メーカー: 主婦の友社
- 発売日: 2008/08/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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近ごろ、Amazon症候群と言えるような現象=絶えずカートを一杯にしている人たちがいる、が起こっている、と何かで読んだけれど、ギクッ。私のカートも……というか“ほしい物リスト”に山ほど詰まってるなぁ。
――少々、言い訳をすれば、“図書館で借りたいリスト”の代わりに使っている面もあるのだけど。最近は、図書館のリストもネットから検索できて、登録さえしてあれば予約も出来る。(私の住んでいるところは郊外なので、名古屋市内の図書館の蔵書を直接、予約できないのが辛い。そのうち、市内のカードもネットで使えるように申し込みをしてこよう)
そんな風にAmazonをフラフラと?検索していたら、この本が出てきた。クラフト関係の本つながりで現れたのだと思うが、この本に載っているような、可愛らしい色合いや、洒落たデザインの“マスキングテープ”を見つけて、つい買い込んでしまった、という出来事がわりと最近にあったから、つい興味を持ってしまった。
マスキングテープは、ビーズ編みやミサンガ作り、レース・クラフトで台座に糸を止める用に欲しかったのだけど、これまでの変哲のない機能のみの白いものではなく、上に書いたようなデザインの綺麗なものが手に入ったので、何か別のところでも――例えばフォトブックなどに――使えないかなぁと思っていた。
パラパラとめくった限りでは、見て楽しむ系の本だったかなぁと。デザインの実例は、とてもお洒落だけれど、数が少なくて、あまり参考にはならない感じ。封筒にするとか入れ物を飾るとか、とりあえずやってみようグッズは、手頃ではあるけれども。
もう1種類くらい、似たような本が出てきていたなぁ。そちらにすればよかったかも。
やっぱり、暇を見つけて置いていそうな本屋を巡るか、図書館で予約してでも中身を見て、それから購入すればよかったかも。
先程書いたように、グラフィックとしては、時々手にとってパラパラ見る本としては、わるくないですけどね。
「シュゲール」は割と使う手芸ショップ・サイト。こんなところでも扱いがあるんだ~。マスキングテープも売ってるのかな。
「Swing Out Sister / Am I The Same Girl」 [音楽]
仕事で車を動かしていて、ZIP-FMを流していたら、懐かしいメロディが聞こえてきた。
とくにファンとかそういうことではなくて、当時、よ~く耳にしたなぁ、という曲。
ラジオはテスト勉強のお供だったから、誰が歌っているのか、未だに知らないグループがいっぱいあって、でも曲だけは知っている、という。いや、タイトルすら、今は曖昧だったりするのだけど。
この曲も、そうしたものの1つ。
★映像付きは埋め込みダメみたい。リンクはこちら。
少し前だったら――ネットがこんなにも拡がっていなかったら、レコード店(CDショップ)を物色して、アルバムを探しているところだったりする。
そういう意味では、もう何度も書いているけれど、本当に便利でありがたい時代になったものだ。これはと思ったら、とりあえずYouTubeを物色すれば、結構、出てくるのだから。(動画や音源を上げてくれている人も感謝)
上のPVのほうは、ヴォーカルの女性の化粧――というか演出?がちょっとやり過ぎで、音源オンリーのほうがよさそう(苦笑)だけど……。
↓こちらのライブは、映像も一緒に楽しめていいね。いきなり曲が出てくるのでビックリするけど(笑)。
ついでに見つけた、もうひとつのヒットソングをリンク♪
『劇団四季 オペラ座の怪人』名古屋公演 [ステージ]
名古屋に久々登場。なんと11年ぶりだそうです。
そんなに経ったかなぁ、という感じ。いつか見に行きたいと思っていたけど、これまでは子どもが小さくて無理だった。――と考えていたのだけど、今回、夏休みということもあってか、お子さんが多くてビックリ。さすがに泣き出すような小さな子は少なかったけれど、大人っぽい(?)内容だし、少々グロな場面もあるけどねぇ。
さて、やっと? 念願かなったのは、娘がTVCMを目にしたとたんに「行きた~い!」と叫んだから。最近、コンサート等、ステージ物には全くといっていいほど、興味を示さなかったのに。
なぜ?
映画版の『オペラ座の怪人』を見たから。
なんて分かり易い(笑)
でも、まぁ、ミュージカル物を見て、それもこんなゴシックな物語を気に入るなんて、親の私でも正直、ビックリです。
見てきた感想はのちほど。キーワードとしての「オペラ座の怪人」との妙な縁(?)をちょっと語りたい。
最初は、創元推理文庫に入っている原作。とはいえ、いつかは読みたいと思いつつ、未だに手にしてませんが(汗)。
2度目は、ポール・ウィリアムスの出ている映画を見て――併映していた、もう一方の作品がお目当てだったのだけど――そこに「オペラ座の怪人」を意識した衣装と演出で歌うポール・ウィリアムスがいた! 一緒に行った友人は、怖い、気持ち悪い、を連発していたけれど(苦笑)。“仮面を付けて”“オルガンを弾きまくる”ファントムの姿は、妙に目に焼き付いた。
そうして3度目?は、山下達郎のバックバンド常連、難波弘之の作品。そのものズバリの「オペラ座の怪人」。彼らしいロマンティックなメロディと、おどろおどろしさを醸しだしたプログレらしいサウンドは、映像が浮かぶようで、とても好きだった。
そうして、とうとう原作(に近い物語)に出会ったのが、このステージ。
なぁんて、未だに原作は読めてないけどね。
劇団四季 オペラ座の怪人 :: 名古屋公演 プロモーションビデオ
いや~、よかったです。とくにファントム役の役者さん(というか歌手?)。パンフのトップにお写真が出ていたから、いい日に行ったんでしょうか。高井治さんという方。
美しい声質と圧倒的な声量。“主役”はファントムだった、とあらためて示してくれた。(いってはなんだけど、映画版は肝心のファントムが今イチ、主役らしくなくて、ちょっと物足りなかったから)
映画と違い、台詞をなるべく(?)歌で綴るので、最初はちょっと違和感があった、という娘。でも、進んでいくうちに慣れて、気にならなくなった、そうな。
たしかに、その辺が日本語の辛さかな~と思ったりする。基本、1音に1言葉、ではなくて「1音に1文字」だから、どうしても間延びして聞こえてしまうんだよね。だからといって、文字を詰め込むと、吉田拓郎になってしまうし(例えが古すぎる?)。
ただ、昨今の他のミュージカル同様、テーマ的な曲が多いので、それらを聴いているだけでも――というか、聴くのが心地いい。
とくにラストシーンの、遠くから聞こえてくるデュエットは、とても美しくて、劇場を出てからも長いこと、耳の奥で鳴っていた。
制作発表会:YouTubeの映像のおしまいの方に、このデュエットが出てきますね。う~ん、いいなぁ。うっとり。
桃のお菓子 [つぶやき]
家人が、友人にいただいたといって、持って帰ってきた。
桃が丸ごと使ってある。真ん中の種の部分をくりぬいて、生クリームを詰めてある。お皿に当たる底の部分はパイ皮で、洋菓子っぽくもある。和洋折衷?
友人の家のあたりでは有名なお店だそうだ。たしかに見た目の美しさは他にないし、味もさっぱりした甘さで、美味しい。生クリームのホイップ具合もちょうどいい感じ。味もしつこくない。
早速、HPを探してみたら――パンフレットに全国発送します、とあったからなんだけど――送料もそれほど負担な額ではない。
とりあえずは、敬老の日に、おばあちゃんたちに贈ってみようかな。
それから自分、と(苦笑)。
『シンプルでエコなたわしとこもの』 [クラフト]
シンプルでエコなたわしとこもの―銀イオン配合の糸で編む ちょこっと編んでプレゼント (Let’s Knit series)
- 出版社/メーカー: 日本ヴォーグ社
- 発売日: 2009/02
- メディア: 単行本
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書店で見つけて、思わず「カワイイ~♪」。
ドーナツの形というのがイイ。
もう1冊、違う形を載せた本があったけれど、やはりドーナツの魅力――引力には勝てなかった~。
このエコなたわしという物、単なる編みぐるみ、小ものではなくて、食器をゴシゴシ洗う。あのタワシです。
アクリル毛糸で編んだものだと、不思議に洗剤無しでも、食器の油汚れがキレイに落ちる! 実際に端切れっぽく編んだアクリル毛糸を使ったことがあるので、これは本当。
いわば、洗剤いらず。=エコ、というわけですね。
ただ、このエコたわし、製品は案外、高い。
アクリル毛糸自体はお安いので、ちゃちゃっと編んだ方が手軽に使える。こうして、いろんな形のものを自由に使えて楽しいし。
なぁんて書いてきて、本代の方が掛かってるじゃないか、と思えてきた……。
まぁいいや。元が取れるだけ、せっせと編んで使って、洗剤代とチャラにしよう。
『サマーウォーズ』 [映画]
娘にせがまれ?映画館へ。受験生のくせに……と言いたいのを堪え。お盆ということもあって、誘う相手がいなかったらしい。こちらとしては、山下達郎がエンドロール・タイトルソングを歌っている、ということもオーケイする要因だったかも(苦笑)。
少し前に「こんな映画」と見せられたポスターの絵柄といい、あらすじといい、(こういう映画なんだろうな)と予想していた通りの内容、展開、ツボ、オチ、の作品だった。
ということは、あまりアッと驚くどんでん返しや新鮮さが無かった、とも言える。
なんというか、宮崎さんの『ポ~ニョポ~ニョポニョさかなの子~』を見たときの、片時も眼が離せない、何処へ観客を連れて行くのかてんで予想が付かないストーリー展開、あっと驚く登場人物、といった“センスオブワンダー”感はゼロに等しい。
かといって面白くなかったかと言えば、そんなことはなく、そこそこ楽しめた。
まぁ、ある意味、予定調和というか。
全面に性善説を打ち出して、日本は平和だなぁというか。
今という時代に、若者に大人が言いたいこと、伝えたいことは、こういうことなんだろうな、それを分かり易く取っつきやすい形で示した作品、と言えるかも。(監督の細田氏はいくつなんだろう? 年代は?)
ただ……、ちょっとその田舎の大家族、に言及させてもらえれば。
そうした人間関係の良い面が、現在の個々人がバラバラになったような時代、状況に必要では、という訴えは分かる。けれども、その“田舎”で――ちょうどお盆、帰省の時期だなぁ――、いわばこき使われる“嫁”の立場である私には、素直に頷きかねる点が、多々。
都会で育つ子どもにとっては、そうした大人数、大家族の中へ放り込まれる経験というのは必要なんだろう、と頭では理解できても、“嫁”としてそこへ行く者としては、なるべく避けたい場所なのだ。
とは、男性の監督には理解しがたいんだろうな……。*1
これ以上、続けると別の問題に入っていってしまうので、このくらいにしておくけれども。これを「気持ちのいい映画だった」「泣けた~」と言っていられるのは、そうしたしがらみのない、しがらみを体験したことのない若い人たちなんだろうな、とは思った。
物語に戻れば。
↑こちら様が書かれているように、これは『ウォーゲーム』だ~と私も思いました。
ウェブのすべてをOZシステムが担っているところは、少し前のマイクロソフト独占、のイメージかな。せっかくのWebも1社?が独占してしまうと脆い、というのは皮肉のつもりでしょうか。
OZ=オズと聞くと、つい樹なつみさんの、そのものズバリの『OZ』を思い出してしまう。この映画のOZワールド、ヴァーチャルな世界の表現は、色合いも造形も可愛らしく、すんなり受け止められそう。――ネットで検索したら、『デジモン・アドベンチャー』というキーワードがちらほら――ああ、なるほど。
“敵”と化したプログラムと闘うアイテムが花札、というのも、イメージ造形的に美しく、日本人であること、の心性をくすぐる。
その電脳世界にアクセスするのに、キーボードとケータイなの? と娘が訊いてきた。まぁその辺は、現在と同時代という設定で、わかりやすさを優先したのでは。
ちなみに映画『JM』でキアヌは(役名忘れた)、頭に埋め込んだソケットに直接、コンピューターを繋いで、デジタル世界にジャックイン、キーを開ける、扉を開く、というイメージを手で操作していたけれど、作品内の時代が違うということ、映画の視聴者のターゲットが違う、ということでしょうね。
まぁ、あちこち突っ込みどころ満載ではあるのだけれど――いくら問題のプログラムを作ったのが身内だとしても、何故、長野の山中の陣内家“だけ”に関わってくるのかとか、肝心の“泣き”のエピソード、脇腹の子、侘助を引き取った若い栄さんの元で、なぜ侘助が横道へそれていってしまったのか、とか、細部の説明がやや薄いけれども、キリがないので単純に青春映画として楽しむこと。これが一番、かな。
OZでのバトルシーンも、可愛らしいアバター(と、毒々しい敵プログラム)のおかげで、気持ちよく見ていられる(?)し。
あと、こちらも何かと論議になっているようすの“声”。
近ごろの若い声優さんたちの――女声というか少女役の人の、妙に甲高くおもねるような、男声も妙にイケメンを表現してる風?の作り声――つまりステレオタイプな役柄声に飽き飽きしている者としては、俳優さんたちの自然な喋りは、非常に好感が持てました。
映画として楽しめた要因の――充分すぎる一つ、でもあったと思います。
- アーティスト: 山下達郎
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2009/08/19
- メディア: CD
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*1:と書きましたが、この陣内家に集まってくるのは娘とその子どもたち、つまり女性たちが中心でしたね。