「ベスト・オブP.P&M」 [音楽]
例によって「FM-LOVEARTH」を聴いていたら、『Puff The Magic Dragon』が流れてきた。
絶妙のハーモニー、きれいで穏やかなメロディ・ライン。ほのぼの、ぽかぽか。そんな形容詞がぴったりな、落ち着いた曲。
やっぱりいいなぁ、このころの楽曲は、と考えていたら、中学生の娘が「あ、これ知ってるよ」と鼻歌で歌い出した。聞けば、英語の授業で教師にCDを聴かせてもらったのだという。歌詞も英語で教えてもらい、歌ったと言った。
へぇ、粋な先生もいるもんだな。と思ったら、やはり(比較的)人気のある先生らしい。
歌で外国語を覚える、というのは、結構イイ、らしい。メロディと一緒に、リズミカルに覚えられるからだろう。♪トゥインクル、トゥインクル、リトル、スター~、なんて具合に(これはホントに簡単だからだろうけど)、今でも歌えるもんねぇ。
ところで、娘に触発された、わけじゃないけど――もう一度、聴きたくなってしまいました。
このアルバム、昔、やはりFMラジオでよく流れてきた『悲しみのジェット・プレーン』なども入ってるし、電子オルガンで弾きたくて練習してた『花はどこへ行った』もあって、思いだしてしまった。(しみじみ)
- アーティスト: ピーター・ポール&マリー
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 1990/10/25
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(それにしても、近ごろ、こんなのばっか(^_^;)
『風神秘抄』 [児童書、YA]
朝刊を開いたら、荻原規子氏の新作案内が載っていた。
『風神秘抄』。
“勾玉三部作”の続き”とのことで、「待ってました!」
児童書の大型新人として『空色勾玉』でデビューした作者。続く『白鳥異伝』『薄紅天女』と三部作を成し、これで終わりと思われた。
『薄紅天女』がキャラクター小説的にも読めるということで、パロディ小説が作られたらしいけれど、そのことに関して、とある雑誌で同人誌少女をかばうというか、身を寄せる発言をしていた。その後、証とばかりに書かれたのかと思うような作、『西の善き魔女〈1〉セラフィールドの少女』(シリーズ1作目)が出た。私には、昨今流行(?)のライトノベルの走りとも言える内容のように感じられたものだったけれど。――ファンタジー小説ということでは、とうに流行だったけれどね。
(続く、『西の善き魔女 (2)』『西の善き魔女 (3)』『西の善き魔女 4- 世界のかなたの森』あり)
“勾玉三部作”が――とくに『空色勾玉』が、がっちりした厳しい(?)内容の“児童書”だったから、こんな軽いタッチのファンタジーも書くんだ、と、その落差に、唸ってしまったのだったけれど。読者に対する真摯な態度という意味では、好感が持てた。
「どんな形であろうとも、作品を愛してくれる人を憎めない」と言ってくれたようで。
それとも、いみじくも上記で私自身がやってしまったけれど、いわゆる権威付けの“児童書”と、ライトノベル的なコメディタッチを含む物語とを厳然と分ける(カテゴライズする)勢力への反発があったとか(?)。
作品評にもどると、三部作といっても、個々の独立した作品として読めるものばかり。今回の『風神秘抄』も、続編としても、外伝としても、またひとつの作品としても満足を与えてくれるだろうことは期待できる。
早速、注文しなくちゃ。
★Amazon→
- 作者: 荻原規子
- 出版社/メーカー: 徳間書店
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“勾玉三部作”
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★bk-1→
『SYNC なぜ自然はシンクロしたがるのか』 [書籍、雑誌]
新聞の本紹介に載っていた本。
こういうのを見ると、飛びつきたくなってしまう。
早川書房 (2005.3)
通常24時間以内に発送します。
紹介文を読んでるだけでも、背筋ゾクゾク。ワクワクドキドキと同じ種類のね。
ともかく、早川書房から出る本てのは、ミステリー、SF好きにはハズレがなくて、お財布が許せば、どんどん“買い物かご”に入れたくなるものばかり。
これもそうだけど、とりあえずは図書館でリクエストしてから、かな。“何度でも読みたい”“どうしても手元に置いておきたい”と思ったら、購入リストに入れよう。――ということにしておこう。(^_^;
(それにしても、Amazonサイトに載っていないのはなぜ?)
『gift』不可思議な世界へ連れて行ってくれる [ミステリー、SF]
古川 日出男
短編集。というより、ショートショート。Amazonの紹介欄には掌編集とある。
あの『アラビアの夜の種族』のあとに出た本なので、唐突にエンドがやってくるたびに、肩すかしを食らった感があった。
けれど、中身は抜群に面白い。
それぞれユニークな登場人物、場所、お話が満載で、期待を裏切らない。
私の好きなのは最初の「ラブ1からラブ3」。
妖精の足跡現る! それをビデオテープに収めようと張り込む。ミステリアスな設定が、短い間に二転三転する、ゾクゾク感。
その他の話も、それぞれ趣向を凝らしてあってバラエティに富み、一筋縄ではいかない。
作者の才に感服。すでにファンだけど、度数が上がった感じ。。
『gift』不可思議な世界へ連れて行ってくれる [書籍、雑誌]
- 作者: 古川日出男
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2004/10/26
- メディア: 単行本
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短編集。というより、ショートショート。Amazonの紹介欄には掌編集とある。
あの『アラビアの夜の種族』のあとに出た本なので、唐突にエンドがやってくるたびに、肩すかしを食らった感があった。
けれど、中身は抜群に面白い。
それぞれユニークな登場人物、場所、お話が満載で、期待を裏切らない。
私の好きなのは最初の「ラブ1からラブ3」。
妖精の足跡現る! それをビデオテープに収めようと張り込む。ミステリアスな設定が、短い間に二転三転する、ゾクゾク感。
その他の話も、それぞれ趣向を凝らしてあってバラエティに富み、一筋縄ではいかない。
作者の才に感服。すっかりファンです。