柴田元幸さんが気になるので [書籍、雑誌]
bk-1からメルマガが来ていて、『ユリイカ2005年1月号 特集=翻訳作法l』のことが載っていた。
(以前にも言及したけど→1月21日のエントリー)
翻訳にとくに興味があるわけではないけれど、柴田元幸さんは、村上春樹の元訳(?っていうんだっけ)をやってらした方で、対談本もある。
- 作者: 村上春樹,柴田元幸
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2000/10
- メディア: 新書
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- 作者: 村上春樹,柴田元幸
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2003/07/19
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こちらは、なかなか刺激的。とくに、村上春樹の翻訳方法を通して、創作に対する考え方などがかいま見えて、面白い。
柴田元幸さんの弟子?たちとの会談とか、講演会の質問コーナーとか、ヘタな村上春樹(解読)本を読むより実りがあると思う。
ハウル関連 [書籍、雑誌]
今さらだけど、ハウル関連の本が欲しくなって、あれこれ調べてみた。
こんなのが出てたんだね。
- 作者: 角川書店
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2004/12
- メディア: 単行本
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なにやら、“映画が不親切でよくわからなかった”箇所、裏設定?を解説してくれる本、らしい。
そんなに「わかりたい」かなぁ。自分流の解釈でいいんじゃないかと思うけど。
そりゃ、宮崎駿さんの真意というか、据えたテーマ、みたいなものは読んでみたいと思うけれど……。
でも、それは“納得”するためじゃなくて、「へぇ、そんなこと考えてこの映画つくったんだ」みたいな、それぞれの感じたこととの差、考え方の相違を比べてみるため、で充分だと思うんだけどね。
原作でさえ、いろんな捉え方、受け取り方があるから。児童書関係のメーリングリストなどを読んでいると、つくづく感心するよ。
ちなみに私が購入したいなと考えてるのは、
The art of Howl’s movingcastle―ハウルの動く城 (Ghibli the art series)
- 作者: スタジオジブリ
- 出版社/メーカー: 徳間書店スタジオジブリ事業本部
- 発売日: 2004/11
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- 作者: 宮崎駿
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かな。
「ナウシカ」のときは、両方(アート・オブ~とコンテ集)、買ってしまった。
実家に置いてあります。(^_^;
沖縄音楽はやっぱりいいなぁ [音楽]
近ごろ、BIGINがシングル大全を出したそうな。→『BEGIN シングル大全集』
新聞だったか、すべて集めるのに、レコード会社の版権の問題とか、いろいろ苦労があったと書かれていた。
これまでに出したシングルの全部、ってのがスゴイね。いわゆる集大成、ってやつ?
年齢からすると、まだ早い気もするけど、一区切り、ということかも。
実は今朝方、FM愛知の放送を聴いていて、『島人ぬ宝』が流れてきたので、あ、そうそうと大全のことを思いだした、という。(^_^;
とくにファンということもなく、曲を追いかけてきたわけでもないので、偉そうなことはいえないけれども、針を落とせば――って古い表現だね。死語? 今はCD全盛だし――たぶん、あ、これも知ってる、これも聴いたことある、って曲が多いと思う。FM局などでちらほらかかるのを聴いてると、結構、覚えがあったりする。
意識しないうちに、耳にしてたんだね。そして、その度に思う。沖縄の旋律って、どうしてこう、イイんだろう。
独特の短音階(マイナー音階)の入らないメロディラインが、安心できるんだろうか。
私は演歌が大キライなんだけれど、“哀愁あふれる(と言われる)悲しみの短音階”が我慢ならないんだ。歌詞もだけど、自意識の世界にどっぷり浸って、私だけが悲劇の主人公よ、と訴えてるような感じが。(もしかして、同族嫌悪?)
(そうじゃない“演歌”もあることは知ってるけど。実は氷川きよし好きだったりするけど。(^_^;)
ちょいと道草。おなじFM愛知で朝、宮本亜門のインタビューを流していて、彼が沖縄にどっぷりハマり、家まで建てちゃった、ってことを知った。
さらに余談。私の顔はいわゆる南方系の顔立ちで、もしかして“血”が呼ぶのか? なんて阿呆なことを考えてる。(夫は北方系の顔をしてて、演歌系大好き人間)
☆amazlet
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ふたたび「森大輔」 [音楽]
毎朝、地元FMラジオ局の「FM愛知」を聴くのだけど、おわ、とんでもない話が飛び込んできた。
今月のパワープレイ曲、だって。『Rain』
やったね! 応援してる身としては、単純にウレシイ。
☆FM愛知のページ:
http://www.fma.co.jp/pc/01pro/hot_a/index.html
こちらは、以前に書いたエントリー↓
http://d2.hatena.ne.jp/erka/20041120/
コメント欄に、試聴の情報を書いてくださった方、どうもありがとう!
独自に探したら、他にも試聴できるページがいろいろ。
ワーナーのページは、公式みたいですね。
http://wmg.jp/artist/moridaisuke/
こちらは『Rain』が映像付きで聴けた。
と思ったら、音楽情報サイト“バークス”http://www.barks.jp/artist/?id=1000000266
というのがあって、こっちはなんと『TRUST ME』がフルに近い感じで映像が流れてたよ~。
ちょっと森山未来クンに似てる?
↑娘が最近、ハマってるので。(^_^;)
まだ23歳だって。若いね~。ウラヤマシイ。
他にもメッセージが読めるサイト、http://www.funkyjam.com/artist/moridaisuke/ とか、いろいろあって。
探すもんですねぇ。――って、今まで何やってたんだ?
落ち込む読書…… [書籍、雑誌]
またやってしまった。
“教養”で本を読んだはいいが、中身に影響されて、どわっと下降する。
気分が。精神状態が。思考が、思考力そのものが。
ひとり暮らしならいいけど、帰ってくる子どもの世話をしなければならない私に、これは痛い。アオミドロ色の池の底にはいずり回ってる両生類の気分なのに、明るく「お帰り~」と言わなくちゃならないというのは。
以前にも、似たような現象?というか、状態になったことがあって、そのときは死にたくなった。カッターナイフを手首に当ててみたけど、血まみれになったあげく死ななかったら、病院のベッドでいろんな管に繋がれてしまったら、なんていう妙にリアルな?想像力に邪魔されて、かなわなかった。代わりに、今考えると「なんでこんな人?」と思うようなタイプの男についてっちゃって、さんざんな目に遭った。
二十歳をちょっと過ぎたころのことだ。
それ以来、この手の読書には気をつけてきたつもりだったのに。
いわゆる“落ち込み系”の本というのが私にはあって、いくら話題の本でも、受け付けない。笙野頼子も、図書館でパラパラ……とやって(こりゃダメだ)ってのがあった。
今回はこれ、『みんな元気。』。
なんでだろう。『阿修羅ガール』はオーケイだったのに。(もっとも、ナントカ魔人、のあたりは斜め読みというか、テキトーにとばしたけどね。)
今回は短編集で、読みやすくて取っつきやすい代わりに“世界”には入り込みにくい、はずだったのに。
私自身のバイオリズムのせい、というのも理由のひとつかもしれないが……。
舞城王太郎の書く“壊れた世界”、“そこの住人たち”を眺めているのが、ムチャクチャ辛い。苦しい。
今回はとくに、SF的設定?で、かなりぶっ飛んでる。分析してみれば、SF的別世界というのは、私にとってはある種の夢の世界、理想郷で、そこが壊れているとなれば、もう耐えられない、という反応だったのかもしれない。
- 作者: 舞城王太郎
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- 発売日: 2004/10/28
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