SSブログ

 柴田元幸さんが気になるので [書籍、雑誌]


 bk-1からメルマガが来ていて、『ユリイカ2005年1月号 特集=翻訳作法l』のことが載っていた。

 (以前にも言及したけど→1月21日のエントリー

 翻訳にとくに興味があるわけではないけれど、柴田元幸さんは、村上春樹の元訳(?っていうんだっけ)をやってらした方で、対談本もある。

翻訳夜話 (文春新書)

翻訳夜話 (文春新書)

翻訳夜話2 サリンジャー戦記 (文春新書)

翻訳夜話2 サリンジャー戦記 (文春新書)

 こちらは、なかなか刺激的。とくに、村上春樹の翻訳方法を通して、創作に対する考え方などがかいま見えて、面白い。

 柴田元幸さんの弟子?たちとの会談とか、講演会の質問コーナーとか、ヘタな村上春樹(解読)本を読むより実りがあると思う。


 ハウル関連 [書籍、雑誌]


 今さらだけど、ハウル関連の本が欲しくなって、あれこれ調べてみた。

 こんなのが出てたんだね。

 なにやら、“映画が不親切でよくわからなかった”箇所、裏設定?を解説してくれる本、らしい。

 そんなに「わかりたい」かなぁ。自分流の解釈でいいんじゃないかと思うけど。

 そりゃ、宮崎駿さんの真意というか、据えたテーマ、みたいなものは読んでみたいと思うけれど……。

 でも、それは“納得”するためじゃなくて、「へぇ、そんなこと考えてこの映画つくったんだ」みたいな、それぞれの感じたこととの差、考え方の相違を比べてみるため、で充分だと思うんだけどね。

 原作でさえ、いろんな捉え方、受け取り方があるから。児童書関係のメーリングリストなどを読んでいると、つくづく感心するよ。


 ちなみに私が購入したいなと考えてるのは、

ハウルの動く城 (スタジオジブリ絵コンテ全集 14)

ハウルの動く城 (スタジオジブリ絵コンテ全集 14)

 かな。

 「ナウシカ」のときは、両方(アート・オブ~とコンテ集)、買ってしまった。

 実家に置いてあります。(^_^;


 沖縄音楽はやっぱりいいなぁ [音楽]


 近ごろ、BIGINがシングル大全を出したそうな。→『BEGIN シングル大全集

 新聞だったか、すべて集めるのに、レコード会社の版権の問題とか、いろいろ苦労があったと書かれていた。

 これまでに出したシングルの全部、ってのがスゴイね。いわゆる集大成、ってやつ?

 年齢からすると、まだ早い気もするけど、一区切り、ということかも。

 実は今朝方、FM愛知の放送を聴いていて、『島人ぬ宝』が流れてきたので、あ、そうそうと大全のことを思いだした、という。(^_^;

 とくにファンということもなく、曲を追いかけてきたわけでもないので、偉そうなことはいえないけれども、針を落とせば――って古い表現だね。死語? 今はCD全盛だし――たぶん、あ、これも知ってる、これも聴いたことある、って曲が多いと思う。FM局などでちらほらかかるのを聴いてると、結構、覚えがあったりする。

 意識しないうちに、耳にしてたんだね。そして、その度に思う。沖縄の旋律って、どうしてこう、イイんだろう。

 独特の短音階(マイナー音階)の入らないメロディラインが、安心できるんだろうか。

 私は演歌が大キライなんだけれど、“哀愁あふれる(と言われる)悲しみの短音階”が我慢ならないんだ。歌詞もだけど、自意識の世界にどっぷり浸って、私だけが悲劇の主人公よ、と訴えてるような感じが。(もしかして、同族嫌悪?)

 (そうじゃない“演歌”もあることは知ってるけど。実は氷川きよし好きだったりするけど。(^_^;)


 ちょいと道草。おなじFM愛知で朝、宮本亜門のインタビューを流していて、彼が沖縄にどっぷりハマり、家まで建てちゃった、ってことを知った。

 さらに余談。私の顔はいわゆる南方系の顔立ちで、もしかして“血”が呼ぶのか? なんて阿呆なことを考えてる。(夫は北方系の顔をしてて、演歌系大好き人間)



☆amazlet

BEGIN シングル大全集
BEGIN シングル大全集
posted with amazlet at 05.02.26
BEGIN
テイチクエンタテインメント (2005/02/23)
売り上げランキング: 7
通常24時間以内に発送


 ふたたび「森大輔」 [音楽]


 毎朝、地元FMラジオ局の「FM愛知」を聴くのだけど、おわ、とんでもない話が飛び込んできた。

 今月のパワープレイ曲、だって。『Rain

 やったね! 応援してる身としては、単純にウレシイ。

 ☆FM愛知のページ:

http://www.fma.co.jp/pc/01pro/hot_a/index.html


 こちらは、以前に書いたエントリー↓

http://d2.hatena.ne.jp/erka/20041120/

 コメント欄に、試聴の情報を書いてくださった方、どうもありがとう!

 独自に探したら、他にも試聴できるページがいろいろ。

 ワーナーのページは、公式みたいですね。

http://wmg.jp/artist/moridaisuke/

 こちらは『Rain』が映像付きで聴けた。

 と思ったら、音楽情報サイト“バークス”http://www.barks.jp/artist/?id=1000000266

というのがあって、こっちはなんと『TRUST ME』がフルに近い感じで映像が流れてたよ~。

 ちょっと森山未来クンに似てる?

     ↑娘が最近、ハマってるので。(^_^;)

 まだ23歳だって。若いね~。ウラヤマシイ。



 他にもメッセージが読めるサイト、http://www.funkyjam.com/artist/moridaisuke/ とか、いろいろあって。

 探すもんですねぇ。――って、今まで何やってたんだ?


 落ち込む読書…… [書籍、雑誌]


 またやってしまった。

 “教養”で本を読んだはいいが、中身に影響されて、どわっと下降する。

 気分が。精神状態が。思考が、思考力そのものが。

 ひとり暮らしならいいけど、帰ってくる子どもの世話をしなければならない私に、これは痛い。アオミドロ色の池の底にはいずり回ってる両生類の気分なのに、明るく「お帰り~」と言わなくちゃならないというのは。


 以前にも、似たような現象?というか、状態になったことがあって、そのときは死にたくなった。カッターナイフを手首に当ててみたけど、血まみれになったあげく死ななかったら、病院のベッドでいろんな管に繋がれてしまったら、なんていう妙にリアルな?想像力に邪魔されて、かなわなかった。代わりに、今考えると「なんでこんな人?」と思うようなタイプの男についてっちゃって、さんざんな目に遭った。

 二十歳をちょっと過ぎたころのことだ。

 それ以来、この手の読書には気をつけてきたつもりだったのに。

 いわゆる“落ち込み系”の本というのが私にはあって、いくら話題の本でも、受け付けない。笙野頼子も、図書館でパラパラ……とやって(こりゃダメだ)ってのがあった。

 今回はこれ、『みんな元気。』。

 なんでだろう。『阿修羅ガール』はオーケイだったのに。(もっとも、ナントカ魔人、のあたりは斜め読みというか、テキトーにとばしたけどね。)

 今回は短編集で、読みやすくて取っつきやすい代わりに“世界”には入り込みにくい、はずだったのに。

 私自身のバイオリズムのせい、というのも理由のひとつかもしれないが……。

 舞城王太郎の書く“壊れた世界”、“そこの住人たち”を眺めているのが、ムチャクチャ辛い。苦しい。

 今回はとくに、SF的設定?で、かなりぶっ飛んでる。分析してみれば、SF的別世界というのは、私にとってはある種の夢の世界、理想郷で、そこが壊れているとなれば、もう耐えられない、という反応だったのかもしれない。

みんな元気。

みんな元気。



この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。