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Twitter、今日のつぶやき 2013/05/21 [つぶやき]


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戸隠で考えたこと [日記・コラム・つぶやき]

 ちょうどこの本



池上彰の宗教がわかれば世界が見える (文春新書)

池上彰の宗教がわかれば世界が見える (文春新書)

  • 作者: 池上 彰
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2011/07
  • メディア: 単行本




を読んでいて、最後の方の項、養老孟司さんの
「日本人は元々、多神教的な世界にいた、だから、キリスト・イスラム教の、一神教な価値観が合わないのではないか」
の言葉が、今さらのように、すとんと胸に落ちた。


 なぜ、最近、“パワースポット”などと言われて、各地の神社仏閣に人が――とくに若い人、女性が――向かうのか。
 歴女といい、とくに戦国時代の歴史的な遺構や建造物に、人が殺到しているけれど、それはなぜか。


 伊勢神宮が20年に1度の遷宮の時期、出雲大社に至っては60年に1度の遷宮の時期、に当たったから、とか言われているけれど、それだけではないような。


 以前から、修検者や行者といったものに興味があり、熊野や戸隠に行ってみたいなぁと思っていた身としては、むしろ最近のそうした場所の人気ぶりが、不思議でもあり……。

 実際に戸隠へ行ってみて、予想以上の人の多さにビックリ。
 奥社など、狭い山道だからとはいえ、ほこらの前に人の渋滞ができていた!

 こんなに“人気”だったとは!


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 養老孟司さんの言葉を読み返しながら、ああそうなのか、と思ったのは、

 西欧的――というよりアメリカ的な価値観で覆われた、
 自己決定だの、自己実現だのと、一方では外に追われるような社会において、
 まして不況不況と、暗~い気持ちに突き落とされ、
 若い人たちは、就活が~婚活が~と焚きつけられて、

 たえずセカセカ、アワアワしている日本人――年間3万人も自殺するようなこの島で、
 どこかでアイデンティティのように、日本古来の精神性を求めているのではないか、取り戻そうとあっぷあっぷしているのではないか。
 (かく言う自分自身が、以前から、そうした古来の文化を追いかけていたわけで)


 そんなことを思ったわけです。


CIMG1063_1.JPG

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