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 『ガイナックス・インタビューズ』 [書籍、雑誌]


 bk-1を覗いていたら、予約本のコーナーに、表示があった。

ガイナックス・インタビューズ
堀田 純司 GAINAX
講談社 (2005/07/16)
売り上げランキング: 82,514


 “『王立宇宙軍 オネアミスの翼』(’87)『トップをねらえ!』(’88)『ふしぎの海のナディア』(’90)『新世紀エヴァンゲリオン』(’95) 『彼氏彼女の事情』(’98)『フリクリ』('00)『まほろまてぃっく』(‘01)『アベノ橋魔法☆商店街』(‘02)『トップをねらえ2!』(‘04)など……”

 解説欄に出てくる彼らの手がけたアニメーションの数々。すべて見ていたわけではないけれど、そういえば、結構好きだったなぁ、と今さらながら思いだす。ガイナックス制作と知っていて見ていたものもあれば、知らなかったものも。

 もちろん、(年甲斐もなく?)ファンだった「エヴァ」は意識してたし、『王立宇宙軍~』も、ほとんど彼らのデビュー作(だったよね)ということで、見た。それまでのアニメーション映画にはなかった、ちょっと変わった設定や物語が新鮮だった。女の子の扱いには、少しだけ不満が残ったけどね。

 たしか、彼らの本当のデビュー作は、いつだったかのSF大会におけるオープニング・アニメではなかったっけ。私は行かれなかったけど、弟が行って見てきて、大興奮だった。パンフレットを見せてもらって、「へぇ」とつぶやいていたのを懐かしく思いだす。

 庵野秀明さんは、「エヴァ」その他、実写映画の監督としてもすっかり有名になってしまったからまだしも、“山賀博之、赤井孝美、貞本義行、鶴巻和哉ら”とくると、やはりちょっとコアなアニメファンしか知らないだろうなぁ。

 私だって、それほど熱心なファンじゃないけど、彼らの成長記的(?)裏話なら聞いてみたい。

 プラス、彼らと関わりのある、作家の「菅浩江(すがひろえ)」さんへの興味もあるんだけどね。


 『バッテリー』 あさのあつこ:著 [児童書、YA]


 (9月にいったん書いたエントリーを、見直して手を入れました)

バッテリー (角川文庫)

バッテリー (角川文庫)

 ↑これは、最近出た、文庫版。



 私が読んだのは――といっても当時は、図書館で借りたのだけど――教育画劇から出ている版。

バッテリー
バッテリー
posted with 簡単リンクくん at 2005. 7.13
あさの あつこ / あさの あつこ作 / 佐藤 真紀子
教育画劇 (1996.12)
通常24時間以内に発送します。


 この本の主人公、巧(たくみ)の弟は青波(せいは)――これって、ブルーウェーブ? ってのはおいといて。

 タイトルどおり、野球をする子たちのお話。最初は、過去に出版された、よく似たタイトルのコミックスを連想して、う~ん、と思っていた。文庫版が出たことで、文字通りの青春スポーツ物と捉えている人もいるみたいだけど、それだけじゃないと思う。

 されど児童書、さすがに児童書。

 野球そのもののお話ももちろん出てくるけれども、野球を通して子どもたちが成長してゆく、周囲の大人が変わってゆく姿を描いて、重い。深い。


 実は私は、あまり野球は好きじゃない。

 いや、高校生くらいまでは、「ドカベン」なんかも夢中で読んでたし、高校野球も熱心に見てた。心のどこかで(おなじくらい、サッカーも中継してくれないかな)とは思いつつ。

 野球はどこか、監督のもの、という意識がある。今年の高校野球のTV中継を見ていても、バッターボックスに立った子どもたちは、いちいち監督を振り返り、サインを確かめていた。

 ゲームを進めてゆくのは監督。もちろん、そんな形ばかりではないだろうけれど、でも、高校野球の世界では、やっぱり監督の存在ってのは限りなく大きい。そう感じる。

 サッカーのA代表で、現監督のジーコは、自主性を重んじる手法を取っている、という。選手が自ら考え、自ら動く。そこに基本がなければ、どんな戦術を使っても、結局はそれ以上の力は出せない、そんな論も、どこかで読んだ。

 本の内容から少しはずれてしまったようだけれど、この本に出てくる子どもたち、とくに主人公の巧は、実に“そこ”にこそ苦悩の元がある、といってもいい。自らをたのむ気持ちが大きくて、頑固、意固地。今どき珍しいと読んでるほうが感じるくらい、自己主張が強い。チームの監督とも、簡単に反抗してしまう。

 そんな巧に対峙するのが、キャッチャーの豪(ごう)という男の子。

 ある種、類型的かもしれない。孤高の存在のピッチャー、鷹揚でいかにも女房役のキャッチャー。反発し合いながら、切磋琢磨しながら、お互いを認めてゆく。

 けれど、あえて“児童書”として子どもが読むならば、この関係は、とても心に響くのではないだろうか。


 巧と青波兄弟の母親が、ちょっと問題あり風に描かれているのが、気になるといえば気になる。でも、同じ母親として、やっぱり子どもをダメにするタイプの女性っていると思うから、しかたがないのかも。それに、(同じく母親である)著者の目はやさしくて、彼女にも成長の余地を残しているところが、読んでいて気持ちがいい。実際、巻が進むと、母親も多少、変化してくる。

 こんな風に、単なる野球を中心とした物語、というだけでないところが、(野球嫌いの)私が大いに気に入ったゆえん。


 著者紹介がさいごになってしまった。「あさのあつこ」さん。ご本人が言ってるとおり、某女優さんと同じ名前で、言葉=音で伝えると、「え?」という顔をされるそうな。

 児童文学の同人誌で腕を磨き、ある意味、この作品でブレイク。ますますのご活躍を!



★bk-1で見る 〔文庫版〕


〔教育画劇版〕

バッテリー 2
あさの あつこ / あさの あつこ作 / 佐藤 真紀子
バッテリー 3
あさの あつこ / あさの あつこ作 / 佐藤 真紀子
バッテリー 4
あさの あつこ / あさの あつこ作 / 佐藤 真紀子
バッテリー 5
あさの あつこ / あさの あつこ作 / 佐藤 真紀子
バッテリー 6
あさの あつこ / あさの あつこ作 / 佐藤 真紀子



★Amazonで見る 〔文庫版〕

バッテリー〈2〉 (角川文庫)

バッテリー 3 (角川文庫)

〔教育画劇版〕

バッテリー (教育画劇の創作文学)

バッテリー〈2〉 (教育画劇の創作文学)

バッテリー〈3〉 (教育画劇の創作文学)

バッテリー〈4〉 (教育画劇の創作文学)

バッテリー〈5〉 (教育画劇の創作文学)

バッテリー〈6〉(教育画劇の創作文学)


松永貴志クン [音楽]


 2005/06/19のエントリーがらみで、念願(?)の、松永貴志クンについて言及できる~。 

 最新作は去年、2004/05/26の『TODAY』。


TODAY
TODAY
posted with amazlet at 05.06.26
松永貴志 ウゴナ・オケグォワ エリック・ハーランド 安カ川大樹 大阪昌彦
東芝EMI (2004/05/26)
売り上げランキング: 12,694
おすすめ度の平均: 4.4
5 余裕のある演奏!まさに天才ですね。
5 松永貴志くん、スゴ過ぎ
3 聴かなければ始まらないとはいえ

 悪名高かったCCCDではないそうで、やっと私のステレオでもかけられる~♪ コピコン怖くて、CD欲しくても買えなかったクチとしては。おまけに、映像入ってるらしくて、おにゅう(死語?)のステレオでそのまま見られる~。――旧ステレオが逝(イ)かれたときはショックだったけど、これで報われ(?)そう?


 ホントは、そのネーミングのスバラシサで世に名を知らしめた(と私は思っている)『MOKO-MOKO (CCCD)』とか、名前ズバリ『TAKASHI (CCCD)』を聴きたいんだけど。――まぁ、MDなら落とせるから、全くダメってことはないんだけどね


MOKO-MOKO (CCCD)
MOKO-MOKO (CCCD)
posted with amazlet at 05.06.26
松永貴志 広瀬潤次 安ヶ川大樹
東芝EMI (2003/11/06)
売り上げランキング: 98,878
おすすめ度の平均: 4.33
5 心斎橋のHMVで会った  
4 ホンマに高校生?
4 天才!!!


TAKASHI (CCCD)
TAKASHI (CCCD)
posted with amazlet at 05.06.26
松永貴志 安カ川大樹 広瀬潤次
東芝EMI (2003/05/28)
売り上げランキング: 32,536
おすすめ度の平均: 4.27
3 内容最高
5 “ Raw Genius !” 天賦の才能を見つけた!
5 これは驚き!!


 『Ciao!―中村俊輔イタリア日記』 [書籍、雑誌]





 お~、あの俊輔の本だ~。それもイタリア日記? 興味を引かれますね~♪

 これもソニーのメルマガでお知らせされてた本。

Ciao!―中村俊輔イタリア日記
中村 俊輔
ソニー・マガジンズ (2005/06)
売り上げランキング: 205

 Amazonの紹介欄によると、

Footival本誌で連載していた「レッジーナの日々」をまとめたものに撮り下ろし写真と新規インタビュー、本人が撮影したレッジョ・カラブリアのポラ写真ギャラリー、本人が案内するレッジョ・カラブリアのタウンガイドなどを追加した、アーティストブックスタイルの中村俊輔単行本第二弾。

 ということだそうで。ますます、ワクワクしてきますね。ヒデとはまた違った“イタリア”が見られるのでは? なんて、ミーハー心もかき立てられます。(^_^;

 ついでに、“キャッチ本の紹介欄”からの引用。

イタリアで生活した中村俊輔の3年間を集大成

2002年夏。中村俊輔は単身、イタリア半島最南端、レッジョ・カラブリアの街へやってきた。言葉も地理も分からず、知り合いもまったくいないなかで、初めてのセリエA生活が始まった。

あれから3年、降格の危機、ケガ、代表招集でのハードな移動など、いろいろな試練はあったけれど、イタリアでの生活が、中村俊輔をひとまわりもふたまわりも成長させたことが、この本を読めば分かるはず。

2003年4月からサッカー雑誌『Footival(フッティバル)』で連載してきた本人語りおろしの日記連載「レッジーナの日々」を基に、インタビューやQ&A、本人撮影のポラ写真などで綴った、3年間のイタリア生活の集大成です。

 うまい言い回しをするもんですねぇ。ますます、手にとって見たくなってきたよん。


★bk-1で見る→『Ciao!!―中村俊輔イタリア日記


 課題図書が決まったって-『秘密の道をぬけて』 [児童書、YA]





 第51回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書が決まりました、そうな。

 中でも、これがいちばんいいかな。なんてね。


秘密の道をぬけて
中村 悦子 / 中村 悦子絵 / 千葉 茂樹 / Schotter Roniあすなろ書房 (2004.11)通常24時間以内に発送します。


『「愛・地球博」Presents GLOBAL HARMONY』抜け落ちてました [音楽]





 以前の「愛・地球博」関連のエントリーにTBをもらって、ページを読んでいったら……タイトルに書いたアルバムのことが書かれていて。不覚。抜け落ちてました。(「MyPersonalLinks+」さん、ありがとうございます)。

 いえ、負け惜しみを言うわけではないのだけど、チラと耳にしていた記憶はある。でも、発売がずいぶん前だから、当時はあまり関心もなくて。今は、FMラヴァースですっかり聞き慣れた感のある、公式テーマソング『I’LL BE YOUR LOVE』も、やはり当時は、なんだかYOSHIKIにしては、ゆったりのんびり(?)変わった曲だなぁという認識しかなくて。

 今は、いい曲だなぁと思ってますよ。(←ずいぶんな変わりよう。)


 また、曲目が、バラエティに富んでいるというか、バラバラというか。


1.この素晴らしき世界(ルイ・アームストロング)

2.ユア・ソング(エルトン・ジョン)

3.オンリー・ラヴ(ナナ・ムスクーリ)

4.ファイアー・イン・ユア・ハート

5.ノクターン(シークレット・ガーデン)

6.愛はかげろうのように(シャーリーン)

7.永遠の人に捧げる歌(コモドアーズ)

8.夢中人(フェイ・ウォン)

9.愛ある限り(キャプテン・アンド・テニール)

10.メモリー(サラ・ブライトマン)

11.アンチェインド・メロディ(ライチャス・ブラザース)

12.遥かなる河(ジミー・クリフ)

13.素顔のままで(バリー・ホワイト)

14.ベンのテーマ(マイケル・ジャクソン)

15.イフ・ウィ・ホールド・オン・トゥゲザー(ダイアナ・ロス)

16.マーシー・マーシー・ミー

17.イマジン(ジョーン・バエズ)

18.I’LL BE YOUR LOVE(英語カバー・ヴァージョン)

 これだもんなぁ。でも、面白いといえば面白い、懐かしいといえばいえる。最初の公式CD、ってことらしいけど、今さらながらちょっと見直した。

 “記念品”という意味では、音楽(CD)は、ヘタなグッズよりもずっと役に立つからいいんじゃないの。と思うのだけど、どうでしょう。(^_^;


 ついでに、DAHLIAの『I’LL BE YOUR LOVE』も。

I’LL BE YOUR LOVE

I’LL BE YOUR LOVE

 いつだったか、会場に来ていて、「愛・地球広場」でミニ・コンサートをやってましたね。行けなかったけど。当日の案内TV番組にもちょろっと出ていて、アルバムの写真より、ずっと小柄で可愛らしい印象でした。


 『母に習えばウマウマごはん』 [コミックス]





 あの『ダーリンの頭ン中』の小栗左多里さんの新刊。

 ソニーからメルマガが来て、そのなかで紹介してあった。

母に習えばウマウマごはん
小栗 左多里 小栗 一江 ソニーマガジンズ (2005/06)売り上げランキング: 2,655

“キャッチ本の中の紹介ページ”より

「料理の本を出しませんか?」

この企画をいただいたとき、「なぜ私が?」と驚くと同時に、「でも、母と一緒なら」とも思いました。私の母は、料理教室の先生をしていたからです。

思えば、いろいろなものを食べさせてくれました。今も好奇心旺盛な母は、新しい味を求めていつも創意工夫しています。

この本におけるモットーは「簡単に、身近な材料で、目先を変える」。料理がまったく初めての人でも簡単にできるものがほとんどです。

まずやってみて、すぐ結果が出せる。それが料理を続ける楽しさにつながるのではないかな、と考えているからです。

そして、ちょっと変わっているレシピ。目新しいメニューは、作るのも食べるのも楽しいと思います。

実は私は、ほとんど母に料理を教わってきませんでした。この本がきっかけにもなり、最近は時々、一緒に料理をします。そのときに感じたこと、教えてもらったコツなどをマンガで描きました。

一緒に作っているように、楽しんで読んで、そして実際に試してみていただければいいなと思っています。

本書<はじめに>より

 う~ん、料理の先生をしていたお母様。創意工夫のその人と一緒に作る?

 でも、ご本人は、習ってきていない。

 ぢつは、私も親からは料理らしい料理なんて、習ったことない。祖母が上手だったけれど、母自身、祖母から習わなかったらしい。あれこれ確執があって、料理の腕は叔母のほうに伝授されて、だから叔母の味付けは抜群。

 とはいっても、上手な人ってのは、ある種、陶酔してしまって、後の者に伝えよう、教えようなんて思わないのかもね。スポーツの天才、必ずしもいい指導者たらず、ともいうし。関係ないか。

 話はそれたが、“キャッチ本”では「立ち読み」ができる。いきなり料理の写真がど~んと出てビックリしたけれど、ページの下には、あの絵、あの漫画があって、相変わらず、の楽しいやりとりが読める。

 なので、とくに料理本、なんて構えないで、いつものように(?)気楽なエッセイマンガとして、手にとってみてもいいかも。


 ピアノの発表会に……『発表会のための少女の服』 [クラフト]


 中学生の娘がピアノの発表会に出ることになったのだけど、何を思ったか、そのときに着る服を作ってくれ、という。

 本棚にあった、この本↓を引っ張り出してきて、「これ」と指さしたのが……。制服みたいなブラウス+スカートの組み合わせ。

発表会のための少女の服

発表会のための少女の服

発表会のための少女の服

 なんでやねん。(いきなり関西弁になってしまう)他にもカワイイドレス風なワンピースが山ほど載っているのに。

 基本の作り方として手順が紹介されているのも、薄地のオーガンジーを組み合わせた、いかにも女の子が夢見そうなタイプのドレス。でも、彼女がいいというのは、そういう(派手?な)のじゃなくて、よく音大の生徒さんたちが着るような、清楚といえばいえる、白地のブラウス、紺のスカート。うう~ん。うちのコの趣味が分からない。(^_^;

 それに。――これが一番、重要なところだけど、↑この本、彼女が小学生だったころに買った本。いろいろわけがあって、すぐには活用できず、次の年は彼女の都合で発表会に出られず、結局、本棚に眠りっぱなしになっていた。

 この本に載っているのは身長130センチまで。とうに超してしまった彼女に、デザインが合うかどうか。また、サイズ合わせをして作るには、型紙を手直ししなくてはならない。これって、結構、面倒なんだよね~。

 ナマケモノの母は、さっと使える型紙がないかどうか、本屋で物色。↓こんなの見つけたけど、役に立つかなぁ。一応、身長160センチまでオーケイ、と書いてあるんだけど……。

特別な日の子供服―クライ・ムキのスーパースタンダード

 クライ・ムキさんは、昔から“洋裁”なるものを簡単にやれるように頑張って(?)くれてる方。もともと、ニット・ソーイングから始めた人で、型紙にこだわらずに解説してくれるのでとてもありがたいのだけど、一方でよく出てくるのがロック・ミシンのこと。

 以前から、欲しいなぁとは思っていたのだけど、機能も値段もピンキリ。どれを選んでいいか、よくわからなくて、ためらってきた。使いこなせれば、少々、根が張ってもいいけれど、趣味程度にしか使わないのなら、その辺のスーパーで売ってるようなのでもいいかな、と思うし。↓この本で勉強してみようかな。 

クライ・ムキのLaLaLaロックミシン・ソーイング

クライ・ムキのLaLaLaロックミシン・ソーイング

クライ・ムキのLaLaLaロックミシン・ソーイング


 小林桂(こばやしけい)『Love Letters』 [音楽]


 フェリシモという通販会社で「Bookport」という小冊子を取っているのだけど、そこに↑この人のことが載っていた。

 名前は聞いたことがあって、若いのにジャズを歌っている人、という認識はあれど、深く追求(?)する暇もなく、今日に至っていた。(子育てに忙しかったの)

 紹介されていたのは『Love Letters』。少し前にルノーのCMで流れていた曲がなにか、という話から、最新作のこのアルバムに入っている『イースト・オブ・ザ・サン』について書かれていた。

 よく知っている人にとっては今さらな話題かもしれないけれど……。

 若いのに、すでに7枚ものアルバムが出ている。『ミスティ K』に入っている「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」は、TBS系「ブロードキャスター」のオープニングの曲だった。私はてっきり、歌っているのは女性だとばかり思ってた。ジャズ界って、低音が魅力な“女声”が多いから。(^_^; ――ちょっとスラヴァみたい。

 それはともかく、歌い込む感じでもなく、さらりと何気にスゥイングして(『Swing Girls』じゃないけれど)、聴きやすそう。


 メジャー・デビュー作だそう、『ソー・ナイス

 二作目、『ジャスト・ユー

 3rdアルバム、『ミスティ K

 すぐ後に出たらしい、クリスマス・ソング集の『ワンダーランド

 5作目?、『ソフトリー

ソフトリー

ソフトリー

 ここからは、一年半という時間が流れているけれど、残念なことにCCCDになってしまっている。CCCDで長いこと使っていたステレオを壊された(!)私としては、とても買えない~。(; ;)

 でも、一応、書いておこうっと。

 『ネイチャー・ボーイ (CCCD)

ネイチャー・ボーイ (CCCD)

ネイチャー・ボーイ (CCCD)

 『19 (CCCD)

19 (CCCD)

19 (CCCD)

 Amazonで調べていったら、インディペンデントレーベルから出した幻?のデビュー・アルバムってのが出てきた。『18/P.S.I LOVE Y


 さて、どれから聴こうかな。

 タイトルの最新作もいいのだけど、「試聴とダウンロード」というページで試聴してみたら、先の『ミスティ K』が一番、好みに合ってるかなぁと。


 ★追記:Googleで検索したら、こんなニュースが!

 “小林桂&松永貴志「ラウンド・ミッドナイト」ダウンロード販売開始! 着うた(R)も。 [2005.06.08]”

 うひょー♪ 若手同士の競演というわけっすね。ついでに視聴サイトも見つけちゃった。

 「公式サイト」、最新作専門?のサイトも。「Kei Kobayashi/ラヴ・レターズ


 『コラテラル』 [映画]





 レンタルGEO(ゲオ)に登場と同時にリストアップ。結局、1か月待って、ようやく届いた。

 「Collateral」は、辞書を引くと、「平行」とか「並んで~」「付随する~」という言葉がならんでる……。

 ああ、そうか、主役のトムと準主役のジェイミー・フォックスが(巻き込まれ型とはいえ)ともに行動することか、なぁんて納得していたら。物の本に「巻き添え」という意味だとあった。ああ、そっちの意味だったのね。


 まぁ、そんなことはともかく、やたらトム・クルーズがカッコイイ。豊かな銀髪にサングラス、無精ひげ。アッシュ・グレーのスーツを着こなして、“ぱっと見”はどこかの年配のエグゼクティブ。実際に、“仕事”をこなすのにペンタブレット式のノートPCを使ってるし――依頼人のほうもメモリーを渡す、という方法でやってるんだけど。←これは物語上の重要なシーンに繋がってゆくのだけど。

 イメージ的には、完全に『ラスト・サムライ』の路線(?)。

 これまでのトムの、若々しく逞しく、身のこなしが軽い感じは、さらさら感じさせない。とはいえ、ラスト近くのクラブ・シーンでは、「うわっ、コワッ!」と叫んでしまったほど、スピードと切れのあるアクションで敵をぶちのめしてゆくところは、さすが。

 しかし、「殺し屋」とはねぇ。悪役、いわば汚れ役?

 準主役?のジェイミー・フォックスがオスカーを取ったことで、小林信彦だったか、新聞コラムでトムのことを「受けの芝居に徹し、ジェイミー・フォックスを持ち上げた」なんて書いてたけど、最初は、なんか中途半端だなぁと感じたのはたしか。序盤はともかく、話が進んでゆくと、活躍しだすのはジェイミー・フォックス扮するマックスのほうだし。

 最初のアクシデントで、マックスのタクシーを使わなければならなくなった、という理由は、それなりに効いていると思うけれど、なんで自前の車じゃなくて、タクシーなの? とか、突っ込みどころは結構アリ。遠くからやってきて、アシがつかないようにしてる、ってことでしょうか。(^_^;


 ヴィンセントは、いかにも殺し屋らしく? マックスが呆れるほどの冷酷な面があって、「夢を持って生きてたって、それが何だ」みたいなことを言う。マックスも、夢だけは壮大なものを持っていて、口癖のようにお客に言ってまわってるんだけれど、そのために努力してるようすはなし。それを指摘されて、ぐうの音も出ない。

 「60億人いるうちの1人だ」

 殺しをマックスに非難されて、ヴィンセントが答えたセリフ。

 どこだったか忘れたけど、紛争地でも毎日、大勢の人が死んでいる、というセリフもあった。殺し屋に、この世の、地上の現状への皮肉を言わせるなんて、なかなか。(よくあるパターンだけど)

 「知らない人間を殺すのか」「知り合いになってから殺せと?」

 このあとで、殺す相手とテーブルを挟んで話す、というシーンがあって、これも、天の邪鬼な?ヴィンセントの一面が出ていて、面白いシチュエーションというか。


 とくに前知識を仕入れずに見たものだから、最初は舞台はニュー・ヨーク? と思った。高層のビル群、繁華街、スラム、タクシーがイエローじゃなくて「あれ?」と思ったのと、セリフ「LA」が出てこなかったら。勘違いしたままだったかも。とはいえ、しっかり椰子の木の並木道が出てきてたけどね。

 一夜のドラマを描いているので、夜のLAてのは、見方を変えるとこんな風なのか、という興趣もある。

 ストーリー自体は、???な部分てのは多々あるんだけれど、それを補って余りある魅力が、この映画にはあると思う。

 脚本は映画のために作られたもので、原作はないようだけど、早川書房あたりから出ていてもおかしくない感じ。というより、こういう話、雰囲気とかテーマとか、活字のほうがより魅力的に描けるような気がする。


 ♪蛇足:マックスがめがねを外すと、意外に(!)イイ男、というシーンもあって、おかしかった。いや、もしかしたら、夢を口先だけで唱えていた彼が“変身”した瞬間を暗示していたのかも。だとしたら、芸が細かい。


 ♪コラテラル@映画生活にTBしてます。



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