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”池上彰と見る!20世紀名作シネマ特別企画「サウンド・オブ・ミュージック」”を見る [映画]

池上彰と見る!20世紀名作シネマ特別企画「サウンド・オブ・ミュージック」製作45周年記念HDニューマスター完全復元版:新着情報+ : テレビ東京



 朝刊のTV欄を見て知った。「池上彰さんと~」とあるから、Wevサイトで確かめることもせずに「見よう!」と決意してしまった。
 考えてみれば、映画なのだから、池上さんの登場は、その前後くらいしかないのに(^^ゞ
 昔懐かしき「○○ロードショー」「○○曜洋画劇場」のナビゲーター役でした。

 まぁいいんだけど。


 歌、曲がよいので、つい引き込まれるように見始めてしまったけれど、思い入れのある作品だけに、CMが入ると他のどんな映画よりも萎える。音声もでかいし。(なんで民放は、肝心の番組の音声よりもCMのほうが、音量が大きいのだろう)

 ノーカットを謳いながら、とくに後半部分で切りまくりなのも、まぁ昔から常套手段とは言え、気持ちが下がる。
 やはりDVDで切れ目無しに(!)しっかり見た方がいいな。

 
 逆に言えば、この映画の「音楽」の吸引力の凄さを、あらためて実感させられたわけだけれども。



★参考サイトを見つけた:
トラップ・ファミリー合唱団 - アナログ時々スローな日々 - Yahoo!ブログ





◆↓↓↓
 ブルーレイ版が出たんですね。
 元が古い映画。それほどクリアにならなくても、それも味と思えば充分、楽しめると思うのだけど……。

 とはいえ、やはり出ればほしくなるのが人情(?)
 デッキも無いのに。

 こうしてブルーレイ・デッキも普及していく、わけですね(^^ゞ



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他にも。

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 『ヘア・スプレー』~「ミス・ボルチモア・クラブ」 [映画]








前のエントリーに載せた、村上佳菜子選手のエキシビション・ナンバーは「ミス・ボルチモア・クラブ(Ms. Baltimore Crabs)」という曲。

 映画『ヘア・スプレー』より、とあったけれど、元はブロードウェイ・ミュージカル。

 と思ったら、さらに元ネタは映画とか?


 見てみたい映画のリストに入れてはいたのだけれど――ディスカスの予約カートとかね――、こうした“何も考えずに楽しめる娯楽作”は、どうしてもリストの下段になってしまう。

 まして近ごろは、娘の見たい作品が優先、で。(ようやく? 受験で、こちらの見たい作品を借りだせるようになったのだけど……気が散るとのことで、レンタル・サービスをいったんお休み。泣)

 愚痴ってばかりでもしかたがない。ひと息ついたらレンタルすることにしよう。サントラCDも人気みたいだし。まずは映画を見てから、だけど。


ヘアスプレー DTSスペシャル★エディション [DVD]

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 うわ~、ホンモノの? オリジナル・ヴァージョンも出てるんだ~。

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 『サマーウォーズ』 [映画]





 娘にせがまれ?映画館へ。受験生のくせに……と言いたいのを堪え。お盆ということもあって、誘う相手がいなかったらしい。こちらとしては、山下達郎がエンドロール・タイトルソングを歌っている、ということもオーケイする要因だったかも(苦笑)。


サマーウォーズ オリジナル・サウンドトラックs

 少し前に「こんな映画」と見せられたポスターの絵柄といい、あらすじといい、(こういう映画なんだろうな)と予想していた通りの内容、展開、ツボ、オチ、の作品だった。

 ということは、あまりアッと驚くどんでん返しや新鮮さが無かった、とも言える。

 なんというか、宮崎さんの『ポ~ニョポ~ニョポニョさかなの子~』を見たときの、片時も眼が離せない、何処へ観客を連れて行くのかてんで予想が付かないストーリー展開、あっと驚く登場人物、といった“センスオブワンダー”感はゼロに等しい。

 かといって面白くなかったかと言えば、そんなことはなく、そこそこ楽しめた。

 まぁ、ある意味、予定調和というか。

 全面に性善説を打ち出して、日本は平和だなぁというか。


 今という時代に、若者に大人が言いたいこと、伝えたいことは、こういうことなんだろうな、それを分かり易く取っつきやすい形で示した作品、と言えるかも。(監督の細田氏はいくつなんだろう? 年代は?)


 ただ……、ちょっとその田舎の大家族、に言及させてもらえれば。

 そうした人間関係の良い面が、現在の個々人がバラバラになったような時代、状況に必要では、という訴えは分かる。けれども、その“田舎”で――ちょうどお盆、帰省の時期だなぁ――、いわばこき使われる“嫁”の立場である私には、素直に頷きかねる点が、多々。

 都会で育つ子どもにとっては、そうした大人数、大家族の中へ放り込まれる経験というのは必要なんだろう、と頭では理解できても、“嫁”としてそこへ行く者としては、なるべく避けたい場所なのだ。

 とは、男性の監督には理解しがたいんだろうな……。*1

 これ以上、続けると別の問題に入っていってしまうので、このくらいにしておくけれども。これを「気持ちのいい映画だった」「泣けた~」と言っていられるのは、そうしたしがらみのない、しがらみを体験したことのない若い人たちなんだろうな、とは思った。



 物語に戻れば。

★DEEP FOREST/幻影の構成

 ↑こちら様が書かれているように、これは『ウォーゲーム』だ~と私も思いました。

 ウェブのすべてをOZシステムが担っているところは、少し前のマイクロソフト独占、のイメージかな。せっかくのWebも1社?が独占してしまうと脆い、というのは皮肉のつもりでしょうか。


 OZ=オズと聞くと、つい樹なつみさんの、そのものズバリの『OZ』を思い出してしまう。この映画のOZワールド、ヴァーチャルな世界の表現は、色合いも造形も可愛らしく、すんなり受け止められそう。――ネットで検索したら、『デジモン・アドベンチャー』というキーワードがちらほら――ああ、なるほど。

 “敵”と化したプログラムと闘うアイテムが花札、というのも、イメージ造形的に美しく、日本人であること、の心性をくすぐる。


 その電脳世界にアクセスするのに、キーボードとケータイなの? と娘が訊いてきた。まぁその辺は、現在と同時代という設定で、わかりやすさを優先したのでは。

 ちなみに映画『JM』でキアヌは(役名忘れた)、頭に埋め込んだソケットに直接、コンピューターを繋いで、デジタル世界にジャックイン、キーを開ける、扉を開く、というイメージを手で操作していたけれど、作品内の時代が違うということ、映画の視聴者のターゲットが違う、ということでしょうね。



 まぁ、あちこち突っ込みどころ満載ではあるのだけれど――いくら問題のプログラムを作ったのが身内だとしても、何故、長野の山中の陣内家“だけ”に関わってくるのかとか、肝心の“泣き”のエピソード、脇腹の子、侘助を引き取った若い栄さんの元で、なぜ侘助が横道へそれていってしまったのか、とか、細部の説明がやや薄いけれども、キリがないので単純に青春映画として楽しむこと。これが一番、かな。

 OZでのバトルシーンも、可愛らしいアバター(と、毒々しい敵プログラム)のおかげで、気持ちよく見ていられる(?)し。


 あと、こちらも何かと論議になっているようすの“声”。

 近ごろの若い声優さんたちの――女声というか少女役の人の、妙に甲高くおもねるような、男声も妙にイケメンを表現してる風?の作り声――つまりステレオタイプな役柄声に飽き飽きしている者としては、俳優さんたちの自然な喋りは、非常に好感が持てました。

 映画として楽しめた要因の――充分すぎる一つ、でもあったと思います。



僕らの夏の夢/ミューズ

僕らの夏の夢/ミューズ


*1:と書きましたが、この陣内家に集まってくるのは娘とその子どもたち、つまり女性たちが中心でしたね。


 『ゲット スマート』 [映画]





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 娘が見つけてレンタル。気軽に、たいして期待もせずに見たせいか、結構楽しめた。娘のほうは、最初から最後まで爆笑だった。

 主人公の“スマート”氏は、分析官としてはデキる男。ゆえに現場に“出してもらえない”というのだけど、この設定からして可笑しさ満載。

 スパイ組織の「コントロール」、本部の設備はもっともらしいけど、昔の日本のSF(?)ドラマ、たとえば『ウルトラマン』とか『仮面ライダー』のような、チープ感が漂う。だいたい、テキに攻撃されて壊されて、そのまま工事してお直しって……。

 という具合に、“ちょっとお莫迦”な作品が好きな人にはイケルかも。


 女性陣が、べつにそこで脱がなくても(主に上着ですが。中は胸元ざっくりのドレス、とか)……と思うようなサービスシーンが多いのは、ちょっと閉口だけれども。これもネタの一つと思えば笑える。

 とはいえ、そうしたサービスシーンも含めて見られたのは、ヒロインがアン・ハサウェイだったからかも。『プラダを着た悪魔』でブレイクした(?)けど、娘と私には『プリティ・プリンセス(原作:プリンセス・ダイアリー (河出文庫))』の王女さま、の爽やかなイメージが残っている、好きな女優さん。

 これが、エロエロ系(?)の女優だったら、見なかったかも。


 『007』とか『ミッション・インポシブル』のパロディのつもり、なのだろうけど、何故か『キャッツ&ドッグス』を思い出してしまった……。


 あと、↑上にDVDのジャケットを載せたけど、ナンバー99(アン・ハサウェイ)の髪で、スマート氏の顔が隠れちゃってる~。

 芸か細かい(?)

 レンタルだったので、DVD本体しか見ていなかったのだけど、こちらは2人が離れて、ちゃんと写ってました。(笑)


 『ウォーター・ホース』 [映画]


 “ネス湖の怪獣(恐竜?)”が、ミステリーでも何でもなくなってから、何年経ったのだろう。

 ピラミッド、モアイ、UFO、ミステリー・サークル、ストーンヘンジetc. 地球上から“不思議”が、どんどん無くなってゆく。

 そんな時代に、どう料理するのだろう。


 娘が見たいと言ったのでレンタル。ジャケットの素朴な少年のようすから、『パンズ・ラビリンス』系の、ちょっとダークな(なんたってスコットランド奥地?のネス湖)、繊細な物語を思い描いていたのだけど。


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★キーワード:ウォーター・ホース コレクターズ・エディション [DVD]


 違ってましたw

 ディズニー&スピルバーグ、と表したら分かってもらえるかな。

 要するに、ETを恐竜に変えただけの(?)明朗活発な冒険活劇でした。

 娘は楽しんでいたけれど、さすがに私は、画面の前にしっかり座って見ることは出来なくて。早々に“ながら見”“チラ見”に変えましたw

 いや、ディズニー映画と言ったのは貶しているわけではなくて、純粋に「子ども向け」を謳っていたのなら良い映画だということ。(上映当時のことを知らないので……。もし、そういう位置づけならゴメンナサイ)


 ラストの“次の子どもにバトンタッチ”というオチも、よくあるパターンとはいえ、気分よく見終われるし、わるくはない、かな。




 「のだめカンタービレ」映画化だって [映画]





のだめカンタービレ:上野、玉木のコンビで2作連続の実写映画化 テレビ版第3シリーズも(まんたんウェブ) - 毎日jp(毎日新聞)

 アニメ化しやすい絵柄ではあると思うけれど、これは実写版が面白かった。

 実写版でなければ、やはり原作のコミックスが一番(あたりまえ?)

 なので、アニメ版は見る気がしない。

 映画化といっても多分、映画館には足を運ばず、DVDになってから見る(レンタル!で)と思う。

 でも、ドラマ版がそうだったように、面白そうではある。玉木宏のファンでもあるので(!?)


 『コドモのコドモ』~子どもたちの演じる妊娠出産 [映画]





 テストが終わったから映画でも、と高校生の娘に誘われて「シネマテーク」へ。

 正直、誘われなければ、見に行こうなんて思わなかった。これが問題作(と見てから聞いた)だからではなく、単にこの手の映画にうんざりしているから。

 ましてや妊娠、出産するのが11歳だなんて。平安時代でもあるまいに (最近、源氏物語と周辺本にハマっているんです) ロールプレイングか?

 なんて考えながらも、そこそこ楽しめたのは、久しぶりに行った小さな昔風の映画館の、“劇場効果”もあったのかもしれない。それに、テーマとしては、うんざりなんて言ってちゃ駄目で、いつの時代もきちんと描かれるべき事柄だろうし、と。

 主人公の春菜とクラスメートたちとのやりとり、春菜や他の生徒たちと担任の八木先生とのやりとりに、ケラケラ笑っている娘を見て、これはタイトルどおり、“コドモの”映画、“コドモの”ための映画かもしれない、と思えてくる。

 小学生の高学年ごろに、女性の月経などについてのビデオやフィルムを見せると思うのだが――最近の事情はよくわからない。男の子の説明もあるのかな――、内容的には、それに使えばいいのでは、と思った。

 ちょっとやり過ぎか。

 でも、自分たちと同世代が、妊娠・出産を演じてみせるのは、子どもたちにはむしろ分かりやすいのではないだろうか?


 ――と考えて、ちょっと腑に落ちた。映画の中で、学芸会で春菜のクラスがシェイクスピアの『真夏の夜の夢』を演じるシーンがあるのだけれど、この映画そのものを“子どもたちが演じている”としたら……。

 ちょっとややこしい言い方になったけれども、そう考えれば“小学生が妊娠・出産する”なんてことも、とくに問題ではなくなってくる。それこそ、セックスを“くっつけっこ”と称しているように、その後の経過も“ごっこ”だったのだと思えば。

 でなければ、これほど突っ込み甲斐のある、よくいえば深読みをさせてくれる映画もないよなぁ、と。


 反対派というか問題視する人たちが言いたいのは、まず“小学生にセックスなんて”といったところだろうが、それに加えて、“小学生が妊娠するかい”“出産できるかい”、それも“安産なんておかしい”といったあたりだろう。

 少し前にTVドラマで『14歳の母』というのを放送していたが、娘によると主人公の出産は、帝王切開だったらしい(私は見ていないので)。まぁ、いくら最近の子が発育がいいといっても、女性としての身体、機能は出来上がっていないと思われるので、当然だろう。

 (その点で、春菜のおばあちゃんが口にする、準備の出来ているところに、赤ちゃんはやってくる、といったような言葉は、ちょっと気になった。春菜を励ます言葉だとはわかるけれども、いみじくも“パパ”になるヒロユキ自身が、両親にとっては、「なかなか授からなかった子ども」だったように、世の中には不妊で苦しんでいる人たちも大勢いる。そうした人たちへの配慮が欠けた言葉かと。 私自身も「二人目不妊」だったので、余計に引っかかってしまった)


 どこかの評にあったように、ファンタジーと思えば、まぁマンガチックではあるけど――原作、漫画でしたっけ――、わるい作品ではない。子どもたちが団結して、一つのことを成し遂げるのを見ていて、感動しない人はいないだろう。

 ただそれが、その結果が“赤ん坊”=1人の人間の誕生、なので、(いくらファンタジーでもなぁ)と、なんとなく歯切れの悪さを感じるだけだ。

 そしてこのファンタジーぶりは、田んぼや畑の残る、祖父母と3世代同居という家庭のある田舎町のできごととして描いたからこそ、醸しだされるのだろう。(実際、生まれた赤ん坊を囲んで、“関係者”=春菜はもちろん、“パパ”も両親も姉もおじいちゃんも、そして八木先生までも、が宴会をするシーンが――って、これがラストだっけ――ある)



 あと少々、思ったこと。

 「暇~」と呟く主人公の春菜は、『千と千尋の神隠し』の千尋みたい。

 最初のころの春菜の口癖?は、「シネ(死ね)だし」&「チョー、ウケル(超、受ける)」。 気に入らない人や物事に死ね死ね口走ってる者が、命を授かる皮肉。

 ジェンダー教育、きちんとした科学的(?)性教育に熱心な先生が、そのことで自分自身を縛ることになり、テンパって子どもたちの話を聞けなくなっていく皮肉。そうして、子どもたちに反抗(というか無視)される皮肉。

 「あんたたちのことは全部、わかってる」というお母さんが、「あたしのここから出てきたんだからね」と自分の腹を叩く、ちょっと臭いシーン。(こういう表現、コミックスにはよくあるよな~と)

 春菜の秘密を見つけ、応援するよと言うおばあちゃん、「子どもは宝だ」と愛おしそうに赤ん坊を抱いて言うおじいちゃん。う~む、ちょっとボケ気味のおじいちゃんはともかく、おばあちゃんが応援する側に廻るというのは、理想的すぎないか? そこがファンタジーたる所以とも言えるけれども。

 そうして、春菜を元気づけた直後に、倒れるおばあちゃん。予想どおり。やがて入院したまま亡くなったらしい、ということを“1年後”の描写で知らせ、さりげなく“命のリレー”を伝えている。ただ、問題は、それこそ子どもたちにこれが伝わるかどうか。

 子ども力、老人力、なんて評価の載った新聞記事の切り抜きが、シネマテークの壁に貼ってあったけれども、これもある意味では、よく耳にするフレーズだよな~と。結局、そこかよ~、みたいな。

 あと、おばあちゃん役に草村礼子さんが扮していたけれども。遠景、バストショットまでは、らしく見えるのだけど、春菜との会話のシーンでアップになると……う~ん、美しすぎる(笑)。田舎のおばあちゃんには見えない~。




 ……と書いたあとで、試しに検索してみた。

 ら~、映画を見もしないで“感想”を書いてる人の多いこと!

 見ていないのなら、断罪するような書き方は慎むべし、だよね。てんで的外れだったら、恥を掻く羽目になる。

 こちらで、似たような感想を見つけた。

 こんな記事も。

映画/“子供の妊娠”にPTAから質問殺到! 『コドモのコドモ』ママさん試写会開催 - cinemacafe.net

 ↑ちょっと能天気な気もするけれど、頭ごなしに反対! とやるよりは、映画を見ての感想だから、オーケイかな。


 映画版『ガリレオ』=「容疑者Xの献身」 [映画]





 いや、初日に見に行ったのは私ではなくて、高校生の娘なんですけどね。福山雅治ファンの友人に誘われたそうで。本人も堤真一のファンということで(オジ好き?)、わざわざネットでチケットを取って、嬉々として出かけて行ったんですが……。

 「がっかり~」と言って帰ってきました。


 友人のほうは、原作のファンということもあってか、おおよそ満足して帰っていったそうです。周囲を見渡しても、若い女性の多くは、「泣いた~」とか「感動~」と喋り合っていたそうなので、娘は自分の感性のほうがおかしいのかと首をひねりながら出てきたらしくて。


 彼女の話をフンフンと聞きながら思ったのは、結論、


 ○原作ファンなら納得する。できる。

 ○福山ファンも、まあまあ。(スクリーンに出てるだけでオーケイ?)

 △テレビ版――というか『ガリレオ』でファンになった者にとっては、少々疑問符の付く作品、か。

 という具合に、二分されるのかも。


 △のほうは、娘が落胆したように、テレビ版は、あの有名な(?)福山扮する湯川教授が、“灰色の脳細胞を駆使するため”にわけのわからん計算式を空中に(紙に、黒板に)ひたすら書きまくっていくところ、だったり、柴咲コウ扮するへっぽこ刑事(!)との掛け合いだったり、「不可解な出来事・事件を物理学からアプローチしてすっきり解決!!」(@映画生活レビューから拝借)するところ、が面白かったりするわけで。


 娘「それらが全部、すっぽ~んと抜け落ちてた」


 役者を総入れ替えして失敗した映画版の『ショムニ』みたいなものか?


 まぁだいたいが『容疑者X~』は、直木賞を取ったくらいですから、いわゆる文学臭のほうが強いわけで。ミステリーというより恋愛小説だともいうし。読んでない者がえらそうにいうことじゃないけど、それまでの『ガリレオ』とは少々、色合いが違う、とは言われていたこと。それを映画版にもって来ちゃったわけだから。

 (トリック――というより事件の動機、も娘の話を聞いている限りでは、昼ドラか推理物のワイドドラマか、と思ってしまったのだけど、その辺は見てみないと何とも言えません。なにせ役者が堤真一だからな~、演技で納得させられそう)

 テレビ版の少々アラのあるドラマ(警察がヘボすぎだったりと漫画チック)のニュアンスを大スクリーンに持ち込むには、原作者を脚本家にして、新たに作り上げた方がよかった、のかもしれません。

 ――などという感想は、娘にとってのものなので、彼女の友人を含め「よかった~」と言って帰って行った人たちにとっては、これはこれでオーケイなんだろうな。

 「映画」というものを、あらためて考えさせられる話ではあります。(私自身は高い入場料を払ってまで見に行く気はないけど)


 娘は、疲れて帰ってきて、テレビで放映していた「ガリレオΦ(エピソードゼロ)」は見ずに寝てしまったけれど、録画を見なおしたらどう思うのかな。興味津々。



やっぱり二分されてるみたいですね。

 これからどんな感想が出てくるのかな。楽しみ(!?)



容疑者Xの献身


 カルシファー! [映画]





 いや~、つい見ちゃいます、宮崎駿監督作品。昨夜の『ハウルの動く城』TV放送ですが。

 どこがツボ? キムタク声のハウル? おばあさんになってしまったソフィー? 『ナウシカ』の王蟲(オウム)みたいな動く城?

 いやいや、わが娘が叫ぶのは、“火の悪魔”「カルシファー、可愛い~」。

 そっちかよ~。

 こういうの、どこかで聞いたなぁ。可愛い物好き、キャラクター物好き、というの。


 少し逸れるけれど、先日、Jリーグの地元のクラブのネタで、新聞に載っていた話を思い出した。

asahi.com:人気商売 選手以外にも・・・-マイタウン愛知

 「何あれ、かわいい!」

 9月初旬、瑞穂陸上競技場。名古屋グランパスの試合前、取材に一緒に訪れたインターンシップの女子大学生が声を上げた。視線の先には、「グランパスくん」がいた。

 サッカー観戦が初めてという学生が最初に魅了されたのは、シャチのクラブマスコットだった。「ピクシー(妖精)」ことストイコビッチ監督でも、「ヨン様」ことヨンセンでもない。「写真を撮りたい」と興奮するほど、盛り上がるとは意外だった。

 たしかに癒やし系キャラだ。身長188シャチメートル、体重88シャチグラムという彼には、妻グランパコちゃんと一男一女がいる。たかがマスコットではないかと言ったら、きっとファンに怒られる。現在、玉田のTシャツなどと並び、グランパスくんファミリーのぬいぐるみなどの商品は売り上げ上位に入る人気ぶりだ。

 「グランパスくんを全国区にするのが野望なんですよ」とクラブの広報担当者。8月に清水エスパルスのマスコット「パルちゃん」と一緒に本を出版し、増刷される勢いだ。チームの好調を追い風に、中日の「ドアラ」より有名になれるか。(内海亮)2008年10月03日


 『ハウル~』に戻ると、映画館で見たときは、原作を半分しか読んでなかったので――といっても、原作から離れていったから、あまり関係ないかも――どう収拾が付くのか、ワクワクドキドキで、正直、しっかりメッセージを受け取ったとは言えなかったから。見直すと細かいところに気づいたりして、また違った印象になりますね。(前にもテレビ放送はあったと思うけど、その時は忙しくて見られなかった) 理解が深まるというか。

 やはり宮崎作品は奥が深い。一見、彼には珍しい(?)ラブストーリーなのだけど、しっかり問題提起もしているし、良い映画です。

 アニメーションらしさ満開、というところでも○ですしね。




★追記。

 カイオーくんとの2ショット写真


 『オフサイド・ガールズ』 [映画]


 家庭持ちには、映画館まで見に行くのは、なかなかシンドイ。レンタルDVD(少し前はビデオ)があるのは、本当に助かる。

 この映画も最近、DVDになったらしく、レンタルショップで借りて見ることが出来た。


オフサイド・ガールズ
ジェネオン エンタテインメント (2008-05-23)
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★はてなキーワード:オフサイド・ガールズ [DVD]

2006年、ドイツW杯への出場をかけたバーレーン戦が開かれるテヘランのアザディ・スタジアムへ、男装して何とかもぐりこもうとしている少女たちがいた。イランでは法律で女性のサッカー観戦が禁止されているのだ。厳重なチェックの中、スタジアムの外に作られた仮設留置所に、捕まった少女たちが次々に集められてくる。やがて試合が始まり、中から熱狂の声が聞こえてくると、少女たちは…。(映画生活より)

 別のポスターの絵柄が、どこかで見たな……と思っていたら『ペルセポリス』のアニメーターさんだった。


 Amazonの商品説明によると、男装してスタジアムに押しかける女の子たちは皆、素人さんとか。言葉がわからないので、どれくらい“演技”が出来ているのかいないのか分からないけれども、生き生きとした表情や仕草、怒ったり泣いたりといった感情表現を見ていると、とてもそんな風には思えない。

 舞台はあの2006年のドイツW杯、のアジア予選(の最終戦らしい。これでW杯出場決定)ということだから、実際にサッカーに興味があり、できればスタジアムで見たいと思っている女性たちを連れてきたのかもしれない。

 “逮捕”される少女たちのなかには、「サッカー選手なのよ」という子もいて、男のコーチはケータイで会場の外から指示を送る、だとか、思わず笑ってしまうような(当人たちにとっては笑い事ではないのだろうけど)ことを話している。




「オフサイド・ガールズ」ブログ



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