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 『PLUTO』1巻、2巻 浦沢 直樹著 [コミックス]





 浦沢直樹がアトムを描きだしたと聴いたとき、てっきりオリジナルだと思った。いわば、続編。オマージュというか、音楽で言うトリビュート。

 あ、トリビュートってのは、その人の持ち歌を歌うことだっけ。だとしたら、この作品もトリビュートというべきか。

PLUTO (1)
PLUTO (1)
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浦沢 直樹 手塚 治虫 手塚 真 小学館 (2004/09/30)売り上げランキング: 3,992

PLUTO (2) ビッグコミックス
浦沢 直樹 小学館 (2005/04/26)売り上げランキング: 2,188

 テレビ版は見ていたけど(画面は白黒だった。トシがばれる)、原作は読んだことがない。クラスメイトで手塚ファンがいて、彼によると「アトムは、あまりに死んだ息子に似てると、サーカスかなんかに売られるんだ。悲しい話だよ」と。

 テレビ版のアトムは、颯爽としていて明るく、話も単純で鬱屈の“う”の字もなかったから、元気いっぱいの子どものリーダーみたいな感じで、楽しみに見ていた。

 今回、浦沢さんの絵でリメイク(?)されて、「へぇ、こんな話だったんだ」とあらためて感心。結構、深いというかシンドイというか、問題提起的な物語だったんだなぁ。また、浦沢氏のリアルな絵柄が、ぴったりとハマッていること。

 今のところ、見えているものとしてのテーマは、ロボットと人間の共生、だろう。SFでは、よくあると言ってしまったら、天国の手塚治虫にわるいか。もうずいぶん前の作品なんだものね。世界ではどうかわからないけれども、日本では画期的だったんだろうし。

 それに、今回の「愛・地球博」に出展?されているロボットの種類ときたら。「ロボット・メッセ」なんてイベントもあったくらいで――見に行きました。面白かったです――、山下達郎の歌じゃないけど、皆「アトムの子(孫)」といわれているのは、すでに知られたこと。

 そんな、ロボットが注目を浴びているときに、この作品が出る、というのも――だれかの仕掛けかもしれないけれども――なかなか楽しい。お話自体は、重いけどね。

 「愛・地球博」の三菱未来館@EARTHにいる黄色いロボット“ワカマル”が、近々実用化されるとか。あの“関西弁で掛け合い漫才”みたいな会話してくれるのかな。だったらいいなぁ。見てるだけで面白そうだもん。



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PLUTO 1
浦沢 直樹著 / 手塚 治虫著 / 手塚 真監修

PLUTO 2
浦沢 直樹著 / 手塚/治虫??著 / 手塚/真??監修


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 セントレア行き“ミュースカイ”のCM~玉木宏クンのポスター [ニュース・クリップ]


 用があって名古屋駅へ出て行ったときのこと。名鉄こと、名古屋鉄道の改札口あたりで、「おっ、イケメン」なポスターが。よくよく見ると、「あれ、これって、玉木宏じゃない?」「誰?」「ほら、あの月9の『ラスト・クリスマス』に出てた」「ああ、あの、ニューヨークに行っちゃう、っつう彼女に、はっきりしない態度取ってた男」「そうそう、あの彼」

 なんちゅー会話。でも、正直、まだまだ知名度は高くないよね。私も、何を隠そう、『ラスト~』が終わった直後の、地元紙のインタビューで、玉木宏が名古屋出身で、まだ20代前半、なんてことを知ったのだから、似たようなもの。

 と思っていたら、その日か次の日あたりに、新聞の一面広告に同じポスター写真が、どかーんと載っているではないの。うわぁ。

 よく見ると、カワイイよねぇ、玉木クン♪ 娘に馬鹿にされながらも、じっくりと見入ってしまった40代母。――これで、ヨン様ファンおばさま方を馬鹿にできなくなったよ~。(^_^;

 ポスターは、タイトルに書いたように、中部国際空港へ常滑から渡る直通電車、「ミュースカイ」のCM。家の中で仕事をしていると、こういう情報に疎くなる。直通列車が走る、ということは何かで読んでいたけど、宣伝に地元出身ということで玉木クンに白羽の矢が立ったということまでは、ポスターを見るまで知らなかったから。

 ネットに繋いだついでに検索。開通式に、玉木クンが来ていたらしい。ひょ~。おまけに、CM曲も彼が歌っているとのこと。ホント?

RIPPLE(初回)(DVD付)

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 このなかの「この風にのって」がCMに使われているらしいのだけど、地元っちのくせに、未だに聴いたことがない! (ってことは、CMも見たことない。)

 レビューを見ると、彼は歌詞も書き、歌も上手い、そうな。アコギを抱えてるスチル写真は、たしかにサマになってる。なぜに、天は二物を与え“る”例が多いのか。なぁんて考えてしまうよねぇ。

 さらにググってゆくと、来年のNHK大河ドラマに、出演するらしい、という情報まで行き着いた。タイトル、『功名が辻』。織田信長、徳川家康あたりを中心とするドラマってのは、相変わらずで、いかにもNHKで、正直、あんまり見たいと思わないけれど――郷土の英傑なんで、名古屋人としては、応援しなくちゃいけないんだろうけど。(^_^;

 でも……主演、上川隆也だって。うわぁ、これまた最高。絶対、見なくっちゃ。

 で、玉木クンはというと、上川サン扮する山内一豊(やまうちかずとよ)の弟役だって。HPでの扱いは低いけど、絡みは多そうだよね、期待大。

 公式サイト、TAMAXAY(タマクラ)だって。どういう意味なんだろ。楽しそうだけど。(^_^;


 『ブラームス:交響曲第1番~のだめカンタービレ』 [音楽]


 bk-1で見てビックリ。たしかに“音楽”コミックスだから、こういう企画はぴったりだと思うんですけど、本当にやるとは。という感じ。

 でも、誰が指揮? どこのオケストラ?(←のだめ語)

 そりゃ、千秋真一:指揮、ライジング★スター・オケとあるけど。(^_^;

 レビュアーの人が書いているように、原作のファンなら買ってもいいかも。記念品ということで。私は……う~ん、迷い中。“クラシックも聴きます”音楽ファンといっても、それほど詳しい訳じゃないので、軽く聴くにはいいかも、と思うのだけどね。


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ブラームス 交響曲第1番ハ短調 作品68
千秋真一指揮 / R☆Sオーケストラ


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 『ブラームス:交響曲第1番~のだめカンタービレ


 


 俊輔、おめでとうと本の感想 [サッカー]


 折しも、今日は日本フル代表の「W杯地区最終戦、対イラン戦」の日ではないか。こちらは地上波で見られるけど、スコットランド・リーグはねぇ……。スカパー! で見たいなぁ。

 ――と、タイトルと違うところから入ってしまったけれど、書きたかったのは、

 「少し遅まきになってしまったけど、俊輔、オメデトウ!!!」ってこと。

 日刊スポーツのWebサイトによると、

俊輔MVP!強烈デビュー/スコットランド

<スコットランドリーグ:セルティック2-0ダンディーU>◇6日◇グラスゴー

 セルティックに移籍したMF中村俊輔(27)が、地元開幕戦となったダンディーU戦で鮮烈にデビューした。トップ下として先発出場し、創造性をフルに発揮して地元ファンをうならせた。前半17分には浮き球で味方と相手GKの1対1の場面を演出するなど、技術の高さも見せた。後半39分に途中交代した際にはスタンディングオべーションで見送られ、試合の最優秀選手にも選ばれた。試合は2-0で、チームは今季初勝利を挙げた。

 84分間の「俊輔マジック」を目の当たりにしたセルティックファンが、スタンディングオベーションで中村を見送った。後半39分の交代の際、総立ちで東洋からのファンタジスタに最高の敬意を表した。拍手と歓声のシャワーを浴びながら、中村が照れ笑いしながらベンチに下がる。その笑顔には今後、スコットランドでやっていける自信をのぞかせた。マン・オブ・ザ・マッチ(試合の最優秀選手)にも選ばれた。

 やったね、俊輔! て感じ。(^O^)/

 スペインではなく、スコットランドへ移籍と聞いたときは、「ああ、また回り道かぁ」と思ったのだけど、『Ciao!―中村俊輔イタリア日記』を読んでいたら、少し考えが変わった。

 ある意味、スペイン・リーグは彼の夢というか、最終目標みたいなもので、そのために、さまざまな試練(紆余曲折)があっても頑張ると言い切っている。

 すごいなぁ。なんだか典型的なA型で、真面目でシャイで不器用で、という印象があって、だからヒデなどに比べて(比べちゃいけないけど)損をしている部分が多いのでは、という風に見てた。(同じイタリアにいるってこともあったんだろうね)

 本は、“『FOOTIVAL』という雑誌で掲載されている「レッジ-ナの日々」を一冊の本にまとめたものである。”ので、文章はいかにもサッカー選手といったことしか書いていない。でも、連載ではなくまとめて読むと、その時々の俊輔の置かれた立場や状況、想いの変遷がとてもよく理解できる。

 調子のわるいとき、何やってるんだ、とファンやメディアに非難を浴びてしまうようなとき、どんな気持ちでいたのか。

 「求道者」。

 そんな言葉が浮かんでくる。

 文章そのものは、記者がその都度インタビューして、まとめたものだろうからと、引き気味に読んでも、彼の真面目さ、ひたむきさが、ひしひしとこちらに伝わってくる。そんなに頑張らなくても、もうちょっと気楽にやってもいいのに。せっかく、陽気で遊び好き?なイタリア人に囲まれているのだから。そんな言葉をかけてやりたくなってくる。

 でも、そのあたりが、ファンを惹きつけるところなんだろうな。抜群の技術とセンスを持ちながら、はじけきれない繊細さとのアンバランス?ぶりが。


 スコットランドはラグビーが強くて、ガタイのでかいの強いのが特徴、なんてあちこちで聞かれたけど、それを技術で捌くなんて「柔よく剛を制す」そのものじゃないか。

 なんだか嬉しくなってしまう。

 日本人は、やっぱり“ファンタジスタ”でいかなくっちゃ。いろんな面で。そんなことも考えさせてくれる。

 やっぱり、スカパー! で見たいよぉ。


 『ガラスのうさぎ』 高木 敏子:作 / 武部 本一郎:画 [児童書、YA]


 昨日に引き続いて、太平洋戦争ものを。

ガラスのうさぎ

ガラスのうさぎ

 大量の焼夷弾を落とされた街が焼ける。家いえが燃える。その熱で、ガラスで作られた兎の置物が溶ける。


 ずいぶん前、古本屋で(新古書店ではなく)見つけて新書版を買った。おなじ金の星社の、フォア文庫のもの。表紙は、(実写)映画になったときのスチルが使われていた。

 それを中学生の子どもの本棚に入れておいたら、今年の夏休みの読書感想文用に読む、と言い出した。

 折しも戦後60年。アニメーション映画になるという話も聞こえてきて、調べてみたら、本当だった。★「長編アニメーション映画 ガラスのうさぎ」サイト

 本も、かなり前だけれど(2000年)新装版が出ていた。

 それが、画:武部 本一郎の表紙のもの。

 驚いた。この“挿絵画家”の名前は、SFファンにはおなじみ。私自身も、小学校の中学年のころ、学級文庫にあった『火星のプリンセス』の表紙絵を見て、俄然、興味を引かれ、手にとったクチ。どこか和風の香りのする顔立ちと、洋風(?)な肉体の豊満さとのアンバランスが、小学生といえども胸をトキメかせるには充分だったのかも。(^_^;


 それはともかく、惜しくも武部画伯は亡くなっているし、最初に出版されたときの表紙、ということだろう。

 語りつぐ戦争-「ガラスのうさぎ」によると、アニメーション化の話は、ちょいちょい出ていたらしいが、これまでは、原作者の高木敏子さんが納得しなかったとか。サイトによると、テレビ的な騒音めいた音がいやだった、とあるが、見る方にしても、この手のアニメは、いかにも文科省認定というか、絵柄が似たり寄ったりで、行く気が失せる。内容そのものは、語り継がなければいけない、とは思いつつ。


 でも、本が、ロングセラーということは、地道に親から子へと手渡されていると言うことで、少しは安堵の気持ちがわいてくるというもの。(今の世の中、わが子に本を与えているのは母親だろうから、日本の母も捨てたものじゃないという気にもなる)


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ガラスのうさぎ
高木 敏子作 / 武部 本一郎画

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 『夕凪の街 桜の国』 こうの史代:著 [コミックス]


夕凪の街桜の国

夕凪の街桜の国

 広告で見て知ったのだけど、今でもこんな「太平洋戦争もの」を描く人がいるんだ。まず、それが最初の感想。

 というのも、私の子どものころは――遙か20~30年も前のことだけど――毎年、夏になると、まず映画を見せられたし、テレビなどでも特集をしていたし、『中○時代』のような学習誌や、コミックス雑誌などでも、必ずひとつは作品として載っていた。ある種の風物詩というか、夏には必ず話題になる行事。思い返せば、そんな印象がある。

 それが、年々、熱が冷めるように、規模が小さくなっていき、そんなことを話題にするのはクールじゃない、みたいな風潮になっていったように感じるのは、私の思い過ごしだろうか。小説にせよコミックスにせよ、戦争のことばかり書き続けるのはダサイこと。そんな風に見えたものだったけれど……。

 たしかに、重いテーマ。受け止めるのはシンドイ。

 考えても、答えは出ない。戦争に反対すること? それは誰もが思ってることだろう。好んで戦場に行く人はいない。“行かせたがる人”は大勢、いるだろうけれども。

 だからこそ、今、必要なんだ、と作者も言いたかったのだろう。憲法改正論議が盛んになってきて、9条の命も風前の灯火(ともしび)と化した今だからこそ。


 主人公は、年若い女性。夢と言ってもささやかな、本当に平凡なものでしかないような。彼女の日常は、淡々と描かれている絵柄そのもののように静か。

 それが、徐々に変わってゆく。“被爆”という事実の前に、人生の扉が開かれているのではなく、閉まってゆくのが見えるのだ。

 「セカチュー」どころじゃない。原爆によって白血病になった人たちは、それこそ純愛どころじゃなかったろう。それ以前に、人生を断ち切られている。被爆の度合いで差別があった、とも何かで読んだ。あの作品に対して、私を含め、40代以上の批判が多かったように見えるけれども、それは先に描いたように、子どものころにさんざん見聞きした被爆の事実から、「白血病を軽々しく扱ってほしくない」「単なる純愛の、純愛物の道具にするな」という想いがあったように感じる。(もちろん、映画『ある愛の詩』に代表される、病気=白血病で生き別れる恋人たち、というテーマの作品が連綿とあったことも事実だけれど)


 『夕凪の街桜の国』に戻れば、大上段に構えるのではなく、ちっぽけな一人の人間の生活を描いているからこそ、胸に迫る。これが、私だったら……。この時代に、生まれていたのだとしたら……。

 そう思うことが大切なんだと思う。想像力を働かせることが。身近に引き寄せて考えることを、この作品は求めているのだと。



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夕凪の街 桜の国
こうの 史代著

★楽天ブックスがいい人→『夕凪の街 桜の国


 『日本女子大学に学んだ文学者たち』 [論説本]





日本女子大学に学んだ文学者たち

日本女子大学に学んだ文学者たち

青木 生子, 岩淵 宏子


 どこで知ったのか、今となっては思い出せないが、女性にとっては必読書だと思って、チェックしておいた。


 Amazonでは、さすがにこういう本は、男性は敬遠するのか、コメントがひとつもない。

 書きようがないってこともあるのかな。

 

 ここのレビュアーは、激烈な批判を書く人がちらほらいるけれど――そしてその大半は、あまり役に立ってくれないが――つまり、気に喰わん、受け入れられん、という思考経路がふんぷんと臭ってくるから――、女について書かれたというだけで批判するような人も見あたらないで、オーケイとするか。(^_^;


 『EURO ASIA MIYAZAWA SICK EUROPE TOUR ’05』 [音楽]


 宮沢和史

 Amazonからのメルマガで紹介してあったDVD。

 今年1月から2月にかけて、フランス、ブルガリア、ポーランド、ロシア、イギリス、日本の6カ国をまわった宮沢和史のツアー“MIYAZAWA-SICK '05”のドキュメンタリーDVD

 というんですが、Amazonに行ってみたら、在庫切れ。

 なんなんだ~。

 といって、即買いできるほどリッチじゃないんですけどね。

 “ツアー会場、FC、Amazon.co.jpのみの限定販売商品です。”とあるから、他では買えないのかなぁ、と検索してみたら……。

 「EURO ASIA ~MIYAZAWA - SICK EUROPE TOUR ’05」というサイトや

 「宮沢和史 ヨーロッパツアーBLOG」なるページやらが出てきました。すご。

 少し前に、どこかのメディアで、さまざまな国のさまざまな歌手によって、彼の楽曲が歌われている、という記事を読んで、『島唄』のことかなぁと思っていたんですが、どうやら、そのさまざまな国の歌手の歌ったものを集めたCDも出ているらしいです。まだ、調べてないんですが。

 『島唄』だったら、ほしいかも。いや、宮沢和史の作る曲ならどれでも、そして誰に歌わせてもOKだろうけどね。

 それにしても、ヨーロッパツアーのDVD、見てみたいなぁ。そのうち、どこかのTV局で放映してくれないかな。槇原敬之のオーケストラ・コンサートみたいに(NHK-BSで)。

 DVDは、「「EURO ASIA ~MIYAZAWA - SICK EUROPE TOUR ’05」で購入できるみたいですけどね。(Amazonへのリンクも張ってあったけど)


 素顔のイラストレーター Pooka style [書籍、雑誌]





素顔のイラストレーター

素顔のイラストレーター

Pooka

どこから辿って知ったのか、今となっては定かでないけど……。って、そんなオーバーなこと? とにかく「Pooka-絵本工房」のムックらしい本を見つけて、おおっ、と。

 というのも、Pookaで活躍(?)する、10人のイラストレーターさんた

 100%ORANGE/colobockle/北村ケンジ/コイヌマユキ/杉浦さやか/寺田順三/河村ふうこ/坂崎千春/長崎訓子/荒井良二

の、制作風景とか、インタビューを集めたもの、という内容らしいので。

 そうは言っても、Pookaは、1集しか買ったことないんだけどね。


 ともあれ、私の興味は、なんといっても“100%ORANGE”さん!

 アメリカなどの、いわゆる小説作家さんの創作現場を訪ねて、という本を以前、読んだことがあるけれど、どういう場所で、どうやって書いているか、興味津々なのは、才能さえあればなりたかった人間だから、だろうか。

 それとも、単なるミーハー?


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素顔のイラストレーター


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オンライン書店ビーケーワン:素顔のイラストレーター


 『憲法を変えて戦争へ行こう  という世の中にしないための18人の発言』 [書籍、雑誌]





憲法を変えて戦争へ行こう という世の中にしないための18人の発言

憲法を変えて戦争へ行こう という世の中にしないための18人の発言

井筒 和幸, 木村 裕一, 黒柳 徹子, 辛酸 なめ子, 中村 哲, 半藤 一利, 松本 侑子, 美輪 明宏, 森永 卓郎, 吉永 小百合

 いきなり新聞の一面広告に載って、度肝を抜かれた。

 とくに「憲法を変えて戦争に行こう」というコピー? に眼が吸い寄せられて、ドキリとした。

 でも、ブルーの字体がキレイだった。

 これは上手い告知ですね。すごくインパクトがある。改正論者に言わせると、そんな発言はしてない、そういう意味じゃない、ということになるのかもしれないけど。(それに、改正論者にもさまざまな色合いがあるそうですが)

 けど、以前もどこかでだれかが書いていたけど、

 「改正を叫んでいる人は、いざ戦争になったとき、後方=大本営? でふんぞり返っていられる人」

 「自分は前線に出なくてもいい人」

 だそうだ。そうだよね。いつも、実際に戦場に送られるのは、若い人たち。

 たとえば、韓流で注目度が高まった韓国、あの国で行われている“兵役義務”のある年代の人たち。

 改正に賛成しているオヤジたちの中には、今の若い人に反感を持っていて、もっと厳しく訓練できるような場所へ放り込んでやりたい、と考えている人もいそうだ。

 自分たちが、そういう社会を作ってきた。貴方たちが嘆く“若者文化”は、最初こそ若者自身が芽吹いてきたものもあるけれど、ケータイをはじめとする現在の大多数は、彼らをターゲットにできると知った企業体が始めたものではなかったか。

 彼らが日本の経済を支えている、といった側面を忘れていないか。

 軍隊式の規律だとか統率を懐かしむ人は、よほど優秀だったんだろうな。そんなことも考える。だって、私の父親などは、学校の教師や、学校へやってきた軍の上官に殴られたことを、未だに忘れていない(というより、恨んでる)。そして、つくづく、今は幸せだ、と言う。近ごろは、少しあやしいけれども。


 意見を寄せている18人は

井筒和幸、井上ひさし、香山リカ、姜尚中、木村裕一、黒柳徹子、猿谷要、品川正治、辛酸なめ子、田島征三、中村哲、半藤一利、ピーコ、松本侑子、美輪明宏、森永卓郎、吉永小百合、渡辺えり子


 イラク戦争前に出た『それでも私は戦争に反対します。』に文章を寄せた45人と一部、重なってる。それだけ、危機意識が高いってことなんだろうな。

それでも私は戦争に反対します。

それでも私は戦争に反対します。

社団法人日本ペンクラブ



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憲法を変えて戦争へ行こうという世の中にしないための18人の発言



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