『楽園の鳥―カルカッタ幻想曲―』 [小説]
寮 美千子
が、第33回泉鏡花文学賞を受賞したそうです。
寮美千子さんの著作は以前から気になっていて、順に読みたいと思いつつ、なかなかかなわないでいる。カテゴリーも、いつもなら「児童書」に入れるだろうけど、この本は、著者初めてといってもいい大人向けの本、だそうで、その分、感想もいろいろみたい。
まぁ実際、読んでみないとわからないけれど。
これまでの代表作と言えば、『ノスタルギガンテス』
寮 美千子
静謐、という言葉がぴったりの作者だと思う。
私が好きなのは『星兎』。文字どおり、“うさぎ”と主人公の男の子の冒険(?)が美しくて楽しい。括れば、ファンタジーということになるんだろうけど、一風変わった不思議な雰囲気が漂っていて、浸ってしまえば心地よいんだけれど、「訳わからん」と言ってしまえばそれまで。いわゆる“読者を選ぶ”本のひとつなんだろうなぁ、とも思う。
ラブ・ストーリーとも読める、という人もいるけどね。
寮 美千子
『楽園~』に戻れば、「インド」「一人旅」「精神世界」というキーワードが飛び交っていて、むむ? という感もあるけれど、まずは取り組んでみようかと。
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寮 美千子著
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『楽園の鳥』
2005-10-18 00:00
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