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 地元意識~お国(邦)自慢 [つぶやき]





 高校生クイズを見ていて思った。なぜ自分は、住んでる土地にある高校を応援しちゃうんだろう? ラサール、灘、開成、東海etc. “有名どころ”の高校生ばかりが出ている。公立ならまだしも私立だと、市外県外から来ている生徒も多いだろうに。そうなれば生徒自身の帰属意識も、学校にはあっても、その学校の建つ土地に対しては薄そうではないか。現に彼らの大半は、東大や京大といった有名大学に進むのだから。

 だとしたら(?)妙な地域意識(帰属意識)で見ること無いよなあ、とぼんやり考えた。

 そうしているうちに、予約しておいたNHKで和太鼓のTAOの特集へチャンネルが切り替わって、そうしたお国応援の気分も、どこかへ消えた。

 ――はずだったのだが。

 こちらはこちらで、“愛知(豊田)で生まれ(小牧で)育ち”、今は世界へ、とアナウンサーが言っている。あらら、こちらも「お国自慢」の種だ。

 久々の“地元(豊田市)”での公演ということで、「昔から応援してくれている人たちが駆けつけて、とてもアットホームなコンサートになりました」とアナ。

 まぁこういうのは、無名のころから地元の人たち、団員の周囲の人たちが見守り、応援し続けて、彼らを大きく育てた、ということで、心を寄せるのは当然だろう。

 私のような、ただ愛知に住んでいるというだけで彼らに親近感を覚える、というのが、妙なものなんだよな。などとも、思った。



 こんなことを考えるようになったのも、『スポーツニュースは恐い―刷り込まれる〈日本人〉』という本を読んだからだ。この本に関しては、もう少し、あれこれ書いていこうと思っている。


スポーツニュースは恐い―刷り込まれる〈日本人〉 (生活人新書 232)
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