SSブログ

「はやぶさ、いよいよ帰還」 [サイエンス、天文]




 帰還といっても地上に“戻る”のは採取用カプセルのみ。本体は、大気圏突入で文字通り“燃え尽きる”。
 そこにロマンを感じた人が大勢いたということなのか、
 あるいはTwitterを熱心にやる人に、関心の高い人(層)が多いということなのか、
 とにもかくにも、昨夜のネットは、いろいろな意味で盛り上がっていた。

 (ニコニコ動画には20万人が殺到して入れなかった人がいたし=この私、``r(^^;)
 和歌山大の流したユーストリームも、大勢の人を集めていた)



はやぶさラストショット (c)jaxa on Twitpic

 地上に激突する瞬間に、何とか地球を見せることができないか、ということで撮られた写真、らしい。

 Twitter上には、「過剰な擬人化」や、それによる感傷的な見方を批判する書き込みも散見されたが、当の関係者たち自身が、「はやぶさ」くんを、まるで自分たちの子どものように扱い、見守り、思いを託しているのだから……w

 実際に、手のかかる子どものように、「仕事を全うさせるために」苦労の連続だったようだから、気持ちが入っていってもおかしくはない。

 そして、そんな苦労を知っているからこそ、関係者を労る気持ちもあって、無事ミッションをやり遂げて地球に帰ってきた「子ども=はやぶさ」に対して、「ご苦労さん」「お疲れさん」、「お帰り」とつぶやいたとして、それがどうして批判されるのだろう?



山本弘のSF秘密基地BLOG:はやぶさを迎える歌

 私もそうなのだけど、SF小説ファンは皆、肯定派なのではないだろうか。
 永遠ともいえる長い年月(今回は7年だけど、それでも長い)、遙か彼方(小惑星帯)へ旅する孤独な(コンピューターだけの)船。それが、無事“任務”を果たして地球へ戻ってくる。

 そうした「物語」が、どれくらい作られただろう、語られただろう。
 もう、それだけでロマン。


 人間の果てしない能力、技術力を顕示していると共に、知りたい、理解したいという好奇心の強さ。
 そうして知り得た知識を、さらに地上の人々に還元して、よりよい暮らしを作りたい、という崇高な目標――をキチンと持っている人ばかりかどうかは、分からないがw。

 そうした人間の果てしない理想追求のようなものも頭に浮かんで、“感動”してしまうのだ。

 もちろん、平和利用に限る、という条件付きなのは言うまでもない。





参考:はやぶさ カプセル落下を確認 NHKニュース


asahi.com:南天の天の川の前を右下から上方へ横切った「はやぶさ」と回収カプセル=13日午後11時21分、豪南部グレンダンボ近郊、赤道儀を使って3分露光、東山写す - ピックアップフォト

質問なるほドリ:「はやぶさ」はどんな旅をしてきたの?=回答者・はやぶさ君 - 毎日jp(毎日新聞)



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

ブログの引っ越し真夏の街の店 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。