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 『青の炎 特別版 [DVD]』 [映画]


 “オンラインDVDレンタル”なるものに登録した。月額3000円ちょっと。1回に借りられる枚数は3枚。期限なし。

 ひと月に10枚以上、借りられれば、現実の店舗より安くなる計算だが、郵便でやりとりするので、イナカ住まいの私はちょっと不利。予想どおりというか、週一のやりとりに落ち着きそう。

 とりあえず“候補”をマイページに入れてみた。『コラテラル スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]』などの人気作は、「かなり待ち」状態。

 次が「わりと待ち」。リストに順位があって、次の「少々お待ち」が「貸し出しOK」よりも上位にあると、先に届いたりする。それで、いきなり↓コレが来て、面食らった。だって、10位くらいに入れといたもの。(それだけ、上位に入れたものの「かなり待ち」状態が、激しいってことだよね)


青の炎 特別版 [DVD]

青の炎 特別版 [DVD]

 今となっては古い作品かもしれない。……が、一応、感想などを。

 “監督、脚本:蜷川幸雄”といっても、こんなものかなぁと。

 (なんて、蜷川さんの舞台なんて、ニュースくらいしか、見たことないんだけどね。)

 二宮和也、アイドル脱出?と騒がれた作品だったっけ。それで見てみたかったのだけど、そして演技はたしかに素晴らしいのだけれど、話の内容に今いち、リアルを感じられなかった。二宮演じる主人公のキャラクターが、今の時代にしては古めかしいというか。

 母親と妹を苦しめる“義理の父”に憎悪を抱き、それが殺意に変わる。

 (この義父を山本寛斎が演じていて、かなり不気味。最初、見たことある俳優だなぁと思ったものの、寛斎とは気づかなかったくらい)


「青の炎」シナリオブック―メイキングPHOTO付

「青の炎」シナリオブック―メイキングPHOTO付


 ミステリーということでみれば、よくできてる、のかもしれない。完全犯罪が成立するかどうか。ハラハラドキドキ。

 でも、そこに“妙に現実的な”少年犯罪を絡めてしまったから、なんだか中途半端になってしまったような。

 主人公の悲しみ、苦しみは、大いに理解できる。

 殺意も、犯罪も。それ故の不安も、苦悩も。

 こんなことって――主人公の置かれた家族の形態って、日本中のあちこちにあるんだろうし。

 でも……なんだろう、妙にもどかしい。結びの主人公の行動も。

 理解できるけど、なんだかやっぱり古めかしい気がしてしまうのは、私がスレてるから?

青の炎 (角川文庫)

青の炎 (角川文庫)

 原作のコメントを見ると、こちらのほうがもっと複雑で、心理描写も多そう。


 映像にするってことで、簡略化、すっきりさせすぎたのかもしれないね。それで、入り組んだ人間関係や心の綾といったものが、のっぺりしてしまったとか。

 まだ原作を読んでないので、勝手な推測だけど。

 (こちらも)図書館で借りてきて読んでみようっと。


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