『子守り唄の誕生』 [論説本]
赤坂 憲雄
少し前に、放送禁止歌についての本が出ていた。そのとき、「イムジン河」と並んで、放送禁止だったんだと知った(正確には、放送関係者の自主規制)のが、「竹田の子守歌」。
元歌が、京都に存在した部落にからむとのことで、レコードをかけるラジオ局、レコード会社等から自主規制されたと、後々に知った。
「赤い鳥」がこの歌を出したころ、私は中学生。日本の子守歌には珍しい(と感じた)マイナーではなくメジャーな曲調で、妙に気に入って、始終、口ずさんでいた。雑誌の「明星」の付録についてた歌謡曲集から切り抜いた楽譜をファイルに挟んで、電子オルガンで弾いたりしていた。
(この楽譜、かなり長いこと、大事にしていたのだけど、結婚で実家を出てから、どこへ行ったかわからなくなった……)
この本は、そうした子守唄に着目して、いわれなどを探っているらしい。
いや、「竹田~」や、「五木の~」がそうであるように、子守りをしている少女自身を慰撫する守り子唄、を論じたもの、と書評にはあった。
「竹田~」に関する本も読んでみたいなぁと思っていたので、これも併せて取り寄せてみようかな。
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赤坂 憲雄〔著〕
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『子守り唄の誕生』
2006-01-21 00:00
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