白川静センセイの新刊、『人名字解』 [書籍、雑誌]
bk-1からお知らせ。白川静センセイの新刊だそう。
人名用漢字983字について、そのもとの形から成り立ちを示し、字形と意味との関係をやさしく解説する。用例もあげて書き下ろした、名づけの知恵袋というべき人名用漢字の入門字典。
bk-1の解説より
以前に、苗字の辞典、なる本を買って読んだことがある。市井の研究者の人が書いたものらしく、内容的には、それほど厳密なものではなかった。
とはいえ、むしろ推測や憶測が入っているからこその面白さもあって、トリビア的知識欲を充たすには充分だった。
日本人の苗字の数って、世界一だとも聞く。いわれを聞けば、ちょっぴりくすぐったくもなる。結構、清和源氏の流れ、とか平氏の流れ、なんていう説明が出てくるから。みんな、武士の末裔?
そんなわけはなく、明治でしたっけ、全員が姓名を付ける法律ができて、勝手に武士の苗字を名乗った人も多かった、というだけのことらしいけどね。
そうはいっても、家系というのは、下から(末から)辿ってゆくと、必ずどこかのお殿様にたどり着く、という話も聞いた。
以前、フランスだかどこかで、ご先祖を知るというイベントやってて、自分が領主の末と知って満足して帰って行く人々を取材してた。そのときの、調査員の言葉が↑だったと思う。
そりゃそうだ。自分1人に親はふたり、その親は4人。さかのぼってゆくと、“ご先祖サマ”というのは、倍々で増えてくんだから。
――なんてことも、思いださせてくれた本の紹介ではあった。
さっそく、図書館で予約、予約。
★bk-1
白川 静著 / 津崎 幸博著
2006-02-01 00:00
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