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 『せかいでいちばんあたまのいいいぬ ピートがっこうへいく』 [絵本]





せかいでいちばんあたまのいいいぬ ピートがっこうへいく
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 フェリシモが出している「Book Port」という小冊子があるのだけど、児童書、絵本好きとしては、とてもありがたい企画。

 昔と違って、あまり書店というところへ行かれない――家の近くには行けるけど、郊外型の書店というのは、たいてい子どもの本には不親切――私には、最近出た本、人気の本、あるいはロングセラーでも知らなかった本、などの情報や知識を与えてくれて、助かる。

 この本も、そのブックポート誌にオススメしてあったもの。

 個人的に感じる、日本で売れている絵本のイメージには、綺麗で整っていて、あっさりした色遣い、というものがある。書評にもおなじようなことが書かれていて、そうだよね~と頷いてしまった。

 イラスト的というのか、一枚の絵として完成(独立)している感じ。私自身も、細いペンタッチだったり、水彩の淡いタッチだったり、といった絵が好きなほう。絵本の原画展などには、頻繁に通ったクチで、原画の、印刷では出ない色合いやタッチに胸をときめかせるのは、そうした“綺麗な”絵が多かった。なので、泥臭い、ベタ塗りの、ヘタウマみたいな絵柄は、苦手だったりするから、気持ちはわかる(?!)。

 でも、“お話”としての絵本は、また別。物語と絵柄が、今風の言葉を使えば、上手くコラボしているのが、いい作品だと思う。

 そういう意味で、これは楽しい。絵が、生き生きと動いている。智恵のある犬、のピートの大ファンになる。

 なぁんて大人がオススメする前に、子どものほうが先に見つけてきたり、好んだりするんだよね。


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