ほとんど同じ日に訃報 [ニュース・クリップ]
目覚まし代わりのラジオで耳にした。さすがに驚いた。
家人は、かの有名な「スリラー」から入ったヒトで、あのPVはよかった、面白かったのに、と嘆いていたけど……。
私にとってのマイケルは、二十歳前後のハニカミ王子な黒人アーティスト、のイメージ。家人とは逆に、「スリラー」後から、徐々に遠ざかっていった。
だって、壁にピンナップを貼ってたんよ。どうしてだか、思い出せないけど(苦笑)。
可愛かったからかなぁ。
あの頃に出した曲が、すごく好きだったんだと思う。何の曲だっけ……。
思い出した。
というか、Amazonを覗いて、はたと手を打った。「ロック・ウィズ・ユー 」でした、一番、好きな曲は。(クインシー・ジョーンズ先生のサウンドも大好きだったんですよね~)
うわ、紙ジャケで新規に出すんですね。(商売気マンマン――いや、ありがたいですけど)
“顔”も、この頃のまま……というか、このとき既に整形していたとしても、この時点で止めておけばよかったのに、と思う。当時は、音楽マーケットも黒人社会と白人社会とにくっきり分かれていて、白人社会に売り出すため、と言われていたけど……。
身体にメスを入れる影響って、考える以上に大きいそうだけど、やはり死の遠因になったんでしょうか。だとしたら、むごすぎる。
有名アーティストとはいえ、人種差別の被害者でもあった、ということですね……。
少し前にエントリーを上げたばかりだったのに……。闘病中、というニュースだったから、こんなに早く訃報を聞くことになるとは思わなかった。
まぁ、闘病中ということを、私が知らなかっただけなんだけどね。
そういえば、こちらもまた一世を風靡した、映画『サタディ・ナイト・フィーヴァー』のなかで、主人公の部屋にファラのピンナップ・ポスターが貼ってあるシーンがありましたっけ。……って、今、思い出したんですけど。
主人公の父親が、ポスターなのに、ファラの胸の谷間を覗き込もうとしていて、(このエロ親父!)と口の中で毒づいたっけ。
遙か昔、祖母が、有名人が亡くなった、というニュースを聞くと、大きなため息をついていたのを思い出す。幼かった私には、そんな直接、自分と関係ない人の生き死になんて、どうでもいいじゃん、なんでそんなに気にしてるの、悲しんでるの、と思っていた。
今まさに、私自身が祖母と同じようなことをしてる。ため息をつき、なんとなく、やるせない気持ちをもてあましてる。
自然のサイクルとはいえ、年輪を重ねるというのは、切ない面も山ほどあるね……。
ご冥福をお祈りいたします。
合掌。
2009-06-26 12:46
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0