『gift』不可思議な世界へ連れて行ってくれる [ミステリー、SF]
古川 日出男
短編集。というより、ショートショート。Amazonの紹介欄には掌編集とある。
あの『アラビアの夜の種族』のあとに出た本なので、唐突にエンドがやってくるたびに、肩すかしを食らった感があった。
けれど、中身は抜群に面白い。
それぞれユニークな登場人物、場所、お話が満載で、期待を裏切らない。
私の好きなのは最初の「ラブ1からラブ3」。
妖精の足跡現る! それをビデオテープに収めようと張り込む。ミステリアスな設定が、短い間に二転三転する、ゾクゾク感。
その他の話も、それぞれ趣向を凝らしてあってバラエティに富み、一筋縄ではいかない。
作者の才に感服。すでにファンだけど、度数が上がった感じ。。
2005-05-01 00:00
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