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名古屋グランパス、「スペイン1部の古豪レアル・ソシエダードと提携」 [名古屋グランパス]

中日スポーツ:スペイン1部の古豪レアル・ソシエダードと提携:グラニュース(CHUNICHI Web)


 少し前に出ていたニュースだけれども、とりあえず記事をクリップ。

 ビッグクラブを目指すと言うからには、こうした細部のところも物足りなさをずっと感じてきた。それだけに、やっとですか、という気持ち。でも、まずは一歩前進。



 余談その1:セフの時代に、オランダとの繋がりが出来たと喜んでいるファン&サポーターがいたけれども……。セフ体制は一応、3年計画の元にあったわけで。例えば鹿島アントラーズのブラジル指向のような、「オランダ人監督路線」のような形で続くのなら、と思っていた。

 が、セフは、あの当時にのクラブの育成路線と、サポーターが望む、今季のチームのような「優勝あたりまえ」のチームとの落差――ちょうど、今季の浦和レッズのように――に、このままではダメだと見切りを付けてしまったようで(想像)、2年で退職。=退任ではなく、本当に引退してしまった)

 ピクシーが来たとき、母国から助っ人選手を連れてきたこともあって、今度は「旧ユーゴ、あるいはセルビアのコネ」が出来たと喜んでいるファン&サポーターがいたけれども、ではそれ以前のオランダ繋がりは?と心配になったのは私だけではなかったろう。

 今季もまた、Jのあちらこちらのクラブを見渡せば、据える監督の国が代われば、方針もまたリセット。


 まだまだ「ビッグ」ではないと思うけれども、久米FMの言うとおり「ポテンシャルは大」。
 率先してやってほしいクラブと思い続けてきたけれど、フロントの大半が親会社からの出向では、決定権がなかったのか、リーダーシップを持った人もおらず、多くのファン&サポーターと同じく、忸怩たる思いを抱いてきた。

 いつでも親会社に戻れる「安心の出向社員」ではない、結果が出なければ首!という、緊張感に充ちた「雇われ」「ジェネラル・マネージャー」が欲しい、と言い続けてきて、それが叶ったのが2008年。

 やってきた「久米GM」が、日本サッカー協会のナントカ委員の一員で、協会にも繋がりがあるという点で、個人的に若干、危惧することもなくはなかったけれど、思った以上に、しっかりとしたビジョンを持って仕事をしてくれている。感謝。
 そして、その協会とのタイプ(?)も、グランパスではむしろ良い方向へ働いているように見える。



 余談その2:以前にも書いたかも知れないけれど、グラのフロントがGMを迎えようと思ったのは、もちろん監督に経験のないピクシーを置くと決めたことが一番の理由だろうけれども、個人的には、その少し前にJリーグに加盟し、J2入りを果たしたFC岐阜の、「今西GM(当時)」の存在が頭にあっただろうことは想像に難くない。

 加えて言えば、やはり当時、発足したFリーグ、唯一のプロチームとして立ち上がった「名古屋オーシャンズ」、むしろ設立に奔走したと思われる「櫻井GM」の存在も、当然、目に入っていただろう。 なにせ同じ名古屋という、地元の出来事だったのだから。



 そんなこんなで、お手本があったかどうかは別として、とにかく様々なことが動き出した。
 今季の優勝もその成果の一つだと思う。

 来季は連覇もだけれど、グラの持つ「ACL4強」を越える成績を残してほしい。欲を言えば、優勝してクラブW杯出場! なにせ会場が日本に戻ってくるのだから。ホームで闘えるということも大きいけれど、何より日本での開催に、やはり「地元のクラブ」が出てほしい。それがグランパスなら、なお嬉し。



クリップ:
 名古屋グランパスがスペイン1部の古豪レアル・ソシエダードと人材交流の提携を結んだことが15日、明らかになった。関係者によると、久米一正GMが渡欧して現地の施設を見学し、14日にソシエダードのアパリベイ会長と契約を交わしたという。第1弾として来年1月からグランパスの若手を短期留学として派遣。今後も選手、指導者の相互交流を図り、世界王者スペインのノウハウを吸収する。  100年以上の歴史を持つソシエダードは、育成大国スペインにおいても、とりわけ育成に定評ある古豪だ。所属選手の大半をバスク地方出身者が占めており、かつてバルセロナや浦和に所属したMFベギリスタイン(現バルセロナTD)や、現在レアル・マドリードで活躍するスペイン代表MFシャビアロンソなど、多くの名選手を輩出した。  さっそく、グランパスからは2選手を短期留学として派遣する。期間は来年1月上旬から2月半ばの予定。1、2年目の若手から面談を経て選抜する方針で、高卒のMF田口やFW久場、MF磯村、大卒のDF松尾、MF橋本、DF新井らが候補となりそうだ。  ソシエダードは地元の大学と連携しているのも特徴で、プロ選手となっても授業を受ける若手がいるという。  久米GMは「地域に密着し、選手を大事に育てていくところにひかれた。単なるサッカー留学ではなく、空き時間に語学を学んだり、セカンドキャリアを含めていろいろな勉強をしてほしい」と話していた。また、ソシエダード側からも選手の派遣要望を受けている。  今後は育成・普及部門のコーチを派遣する計画もある。グランパスのユース出身者で日本代表入りしたのは、これまでDF吉田麻也(VVVフェンロ)だけ。今年1月には日本協会とスペイン協会がパートナーシップ提携を交わしたばかりだが、グランパスはクラブレベルでも連携を実現。下部組織まで含めた育成改革で、世界を見据えたチームづくりをすすめていく。  【レアル・ソシエダード】 1909年創立。スペインリーグ発足時の10チームの1つで、バスク州サンセバスチャンに本拠を置く歴史あるクラブ。リーグ優勝2回、国王杯優勝2回。06-07シーズンを最後に2部に降格していたが、今季から1部復帰を果たし現在9位(15日現在)。主な選手に元スペイン代表FWタムード。



 もう一つ、付け加えるならば、先日の「エルゴラッソ」紙で、久米さんが、「9、10、11年という新・3年計画」という言葉を口にして、さらには「先々を見越したクラブ(の土台)作り」の、まだまだ途上だ、という言い方もしていた。
 できれば、FC岐阜の今西さん(取締役社長になられてしまったが)、名古屋オーシャンズの櫻井GMのように、ある程度、腰を据えて――つまりは、長期政権で取り組んでほしい、と個人的には願う。




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