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 ユーロ2008準決勝 [ニュース・クリップ]





【サッカー欧州選手権】最後に勝つのは“働き者” ドイツ、4度目の優勝へ - MSN産経ニュース


 準決勝ドイツ対トルコ戦を、ドイツが制した。

 開催前、WOWWOWの解説陣の多くが、優勝候補としてドイツを挙げていたが、さすがに見る眼があるなぁと、今さらながら感心する。

 オランダの快進撃も、予選リーグの中の台風にすぎなくて、決勝Tではたぶん失速、と予想していたのも、長らく見てきた人の経験からくる知恵か。あるいは、サッカーのゲームとはそうしたもの、ということだろうか。

 解説の野口氏は、「ここまで完成されたチームが、(とりあえず)ここで終わりになってしまう」ことをしきりに残念がっていたけれども。――私もそれは同じ気持ちだった。

 つくづく、サッカーというゲームは不条理だと思う。

 圧倒的に戦力が上回っていても負ける。メンタルというやっかいなものを抱える人間のすること故、ということなんだろうが、ならば機械がスポーツをしたら、力を持ったほうが勝つのだろうか。

 いや、自力で考え動くロボットが出てこない限り、人間が操作している限りにおいて、同じな気がする。(アシモフの読みすぎか?)


 それはともかく。

 ずいぶん前に放送された「未来の救世主を捜せ」をいうテレビ番組の録画を(今ごろ)見た。

 ジュニア世代から、個々の技術を磨くのは当たり前、それにプラスして「自分の頭で考えてプレー」することを身に着けさせなければ、この先々の日本のサッカー界(選手たち)は伸びていかない、と主張するものだった。

 そうしたことを根底にユース育成を成功させている、FCバルセロナとガンバ大阪の例が紹介されていた。


 番組を見直したのは、ユーロを録画していてHDDの残りが少なくなってきたせい(見て、消そうと思った)だが、偶然とはいえ、改めて考えさせられた。

 オシムの言っていた“日本化”とは、もちろん日本独自の方法を自信を持って進め、というエールでもあるのだろうけれど、ジーコ時代の文字どおり停滞感溢れるスタイル――世界から取り残された“個の力を押し出した”オールドタイプ――のサッカーを見直して、世界の潮流に付いていけ、ということだったのでは、と思った。

 昨季、F(フットサル)リーグの名古屋オーシャンズが、個の力を押し出した“スタンディング・スタイル”から、世界の潮流である、連携連動性をプラスした“ムービング・スタイル”へ変わろうと、監督を替えたのだった。(この“ムービング”という言葉、Jリーグでは今季、FC東京が使いはじめている)


 少なくとも、ユーロを見ている限り、「人もボールも動くサッカー」は日本だけがやろうとしているのではなくて、今や欧州のすべての国の代表が実戦している。(名古屋グランパスのフローデ・ヨンセン選手は、バルサでさえ全員が――守備に攻撃に――走っているからね、と話している。彼のスタイルも同じ)

 まずはそこに追いつけ、追いこせ。ということだったのかもしれない。

 だとしたら、日本はひとまず良い方向へ動き出している。

 意識という部分で、中村俊輔が、オシムサッカーを受け継ごうとしているのも、頼もしい。

 (オシムに鍛えられた選手たちが、ここ最近の代表の試合で外されがちなのが、多少、気になるけれども。――できれば、彼らには指導者を目指してもらって、下の世代を育ててほしい、とも思う)


◆「日本サッカーの救世主を探せ!~世界に通じる10代とは」番組の宣伝?HPが残ってた!

 まぁ、あんまり内容はわからないけれども。



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