『○○○○始末人』シリーズ文庫化 [コミックス]
はらせぬ恨みをはらしてくれる闇の始末人河内入野と白市高屋、そしてダチョウの小鳥さんたちの必殺技が冴える!!
文庫化されてたの、気づかなかった。
↑第1巻
コミックス版は、当時、書店でバイトしていたので、「仕事のために」裏で読んだ。(^_^;
そうはいっても、あとで買ったけどね。手元に置きたくて。
↑第2巻
最初に載せたコピーを読んでも、絵柄的にも、決してベストセラーになるタイプの作品ではないと思う。独特の世界観があって、ストーリーも一筋縄ではいかなくて。
でも、ファンにとっては、愛すべき主人公たち、物語たちなんだよね。ずっこけたギャグも、ときに大仰なセリフまわしも――って、それもギャグの一種なんだけど――結構、深い意味が読み取れたりして、なかなかクセモノなんです。
↑第3巻
↑第4巻
一応、コミックス版は全部持ってるけど、ずいぶんくたびれてるし……。それに、それぞれ、コミックス版には未収録の作品が載ってるそうで。う~ん、全部、買い直そうかなぁ。
↑第5巻
『のだめカンタービレ Selection CD BOOK』 [コミックス]
- 作者: 二ノ宮知子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/08/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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書店へ行ったら、平台に置いてあった。
存在自体は知っていたけど、現物を見るまでは興味がなくて。コミックスをちょっと豪華にビニール・カバーで包んだ形態で、録音されている曲も、『ブラームス:交響曲第1番~のだめカンタービレ』
よりは、小品が多くて親しみやすい感じ。どちらも、お話の中に出てきた曲ばかりだけどね。
レビューによれば、“解説”が面白いみたいで、それも読んでみたいなぁ。
『のだめカンタービレ』今度はカレンダー♪ [コミックス]
13巻が出てて、慌ててbk-1へ行ったら、カレンダーの予約受付中! だって。
う~ん、悩むなぁ。実は、ニャンコブログのほうで、うちのニャンコの写真を載せてくれてカレンダーを作ってくださった人がいて、やっぱりそれ、買いたいしなぁ……。
でも、ちょっと覗いてみたい。千秋クンのイラストが、カッコイイのがあるのかどうか(そりゃ、あるだろうけど)、ズッコケたのもあるかどうか。(^_^;
リアル書店へ行って、見てこようかな。買うとしても、(ポイントの付く)ネット書店だろうけどね。
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(・e・)『のだめカンタービレ』13巻が出てた [コミックス]
おっと。新刊が出たのを見逃してた。
とはいえ、10巻以降、買ってはあるけど積ん読状態で。他に読まなくちゃならない本が山とあって、なかなかこちらへ手が出せない。
食事のあととか、暇なときにパラ……と頁を開けばいいんだけどね。ついつい、PCのほうに向かっちゃったり。
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『PLUTO』1巻、2巻 浦沢 直樹著 [コミックス]
浦沢直樹がアトムを描きだしたと聴いたとき、てっきりオリジナルだと思った。いわば、続編。オマージュというか、音楽で言うトリビュート。
あ、トリビュートってのは、その人の持ち歌を歌うことだっけ。だとしたら、この作品もトリビュートというべきか。
テレビ版は見ていたけど(画面は白黒だった。トシがばれる)、原作は読んだことがない。クラスメイトで手塚ファンがいて、彼によると「アトムは、あまりに死んだ息子に似てると、サーカスかなんかに売られるんだ。悲しい話だよ」と。
テレビ版のアトムは、颯爽としていて明るく、話も単純で鬱屈の“う”の字もなかったから、元気いっぱいの子どものリーダーみたいな感じで、楽しみに見ていた。
今回、浦沢さんの絵でリメイク(?)されて、「へぇ、こんな話だったんだ」とあらためて感心。結構、深いというかシンドイというか、問題提起的な物語だったんだなぁ。また、浦沢氏のリアルな絵柄が、ぴったりとハマッていること。
今のところ、見えているものとしてのテーマは、ロボットと人間の共生、だろう。SFでは、よくあると言ってしまったら、天国の手塚治虫にわるいか。もうずいぶん前の作品なんだものね。世界ではどうかわからないけれども、日本では画期的だったんだろうし。
それに、今回の「愛・地球博」に出展?されているロボットの種類ときたら。「ロボット・メッセ」なんてイベントもあったくらいで――見に行きました。面白かったです――、山下達郎の歌じゃないけど、皆「アトムの子(孫)」といわれているのは、すでに知られたこと。
そんな、ロボットが注目を浴びているときに、この作品が出る、というのも――だれかの仕掛けかもしれないけれども――なかなか楽しい。お話自体は、重いけどね。
「愛・地球博」の三菱未来館@EARTHにいる黄色いロボット“ワカマル”が、近々実用化されるとか。あの“関西弁で掛け合い漫才”みたいな会話してくれるのかな。だったらいいなぁ。見てるだけで面白そうだもん。
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『 Pluto(1)』
『 Pluto(2)』
『夕凪の街 桜の国』 こうの史代:著 [コミックス]
- 作者: こうの史代
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2004/10
- メディア: 単行本
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広告で見て知ったのだけど、今でもこんな「太平洋戦争もの」を描く人がいるんだ。まず、それが最初の感想。
というのも、私の子どものころは――遙か20~30年も前のことだけど――毎年、夏になると、まず映画を見せられたし、テレビなどでも特集をしていたし、『中○時代』のような学習誌や、コミックス雑誌などでも、必ずひとつは作品として載っていた。ある種の風物詩というか、夏には必ず話題になる行事。思い返せば、そんな印象がある。
それが、年々、熱が冷めるように、規模が小さくなっていき、そんなことを話題にするのはクールじゃない、みたいな風潮になっていったように感じるのは、私の思い過ごしだろうか。小説にせよコミックスにせよ、戦争のことばかり書き続けるのはダサイこと。そんな風に見えたものだったけれど……。
たしかに、重いテーマ。受け止めるのはシンドイ。
考えても、答えは出ない。戦争に反対すること? それは誰もが思ってることだろう。好んで戦場に行く人はいない。“行かせたがる人”は大勢、いるだろうけれども。
だからこそ、今、必要なんだ、と作者も言いたかったのだろう。憲法改正論議が盛んになってきて、9条の命も風前の灯火(ともしび)と化した今だからこそ。
主人公は、年若い女性。夢と言ってもささやかな、本当に平凡なものでしかないような。彼女の日常は、淡々と描かれている絵柄そのもののように静か。
それが、徐々に変わってゆく。“被爆”という事実の前に、人生の扉が開かれているのではなく、閉まってゆくのが見えるのだ。
「セカチュー」どころじゃない。原爆によって白血病になった人たちは、それこそ純愛どころじゃなかったろう。それ以前に、人生を断ち切られている。被爆の度合いで差別があった、とも何かで読んだ。あの作品に対して、私を含め、40代以上の批判が多かったように見えるけれども、それは先に描いたように、子どものころにさんざん見聞きした被爆の事実から、「白血病を軽々しく扱ってほしくない」「単なる純愛の、純愛物の道具にするな」という想いがあったように感じる。(もちろん、映画『ある愛の詩』に代表される、病気=白血病で生き別れる恋人たち、というテーマの作品が連綿とあったことも事実だけれど)
『夕凪の街桜の国』に戻れば、大上段に構えるのではなく、ちっぽけな一人の人間の生活を描いているからこそ、胸に迫る。これが、私だったら……。この時代に、生まれていたのだとしたら……。
そう思うことが大切なんだと思う。想像力を働かせることが。身近に引き寄せて考えることを、この作品は求めているのだと。
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『陰陽師』12巻! [コミックス]
少し前に、出るよ~、と告知を見たのだけど、予約するのをすっかり忘れていた。『陰陽師 (12)』。
いや~、前巻の11巻から、長かった~。待ちくたびれたよ。掲載紙を見ていないので、どれくらいの期間でコミックスが出るのか、見当が付かない。月刊誌連載で半年ごと、くらいかな。以前、好きで追っかけていたコミックス(成田美名子のもの)がそうだったっけ。
うう~、今日のこの段階では、まだ画像が出ない~。(後から見れば、出てるかもしれないけれども) しかたがないので、11巻の画像を載せておこうっと。
物語も佳境に入りつつあり、次の13巻で終了。1巻が出たときから、全13巻、なんて書かれていて、最初から巻数を決めて描くなんて、すごいなぁと妙な感心をしたものだった。長期連載て、大抵、長くなるものではないですか? きっちり締めるところがスゴイ。(て、まだ終わってないんですが)
1巻から10巻まで、画像を揃えてみました。(下から順に1,2、3……です)
『解決浪漫倶楽部』遠藤淑子 著 [コミックス]
この人の名前を本屋の棚で見つけると、ついつい手が伸びてしまいます。
同じ白泉社でも、近ごろは、花ゆめではなくジェッツ・コミックスから出てるんですね。
のちに文庫でまとめる予定、ってことかな。
なんて勘ぐってしまいます。というのも、タイトルにもなってる作品が、連作で4作入っているんですが、他に短編が2編、「スマリ」シリーズが1編(番外編扱いだけど)、というように、選別がちょっとバラバラ。
ファンとしては早く読みたいけれど、もう少しまとまってから一冊にして欲しいなぁ、という気持ちも湧いてしまう……。
そのほうが、もっと気持ちが入り込める気がするんだけど。
エヴァンジェリン姫の活躍する『王室スキャンダル騒動』のころから、ヘタウマ的と言われた絵柄と、強烈なギャグの、妙なマッチぶり。この独特な味が好きだった私としては――といっても、子育てが入ったりして、順調に?発表順に読んできたとは言えない。
フツーの(?)コミックスと、文庫版で出たものと、ごちゃごちゃにして後追いしてきたから、リアル・タイムで読むと、そんな風に感じるのかなぁ。
そうは言っても、個性的なギャグのセンスは相変わらずで、ハマる人は填ると思う。男性にも受ける、ぜひ読んで欲しい、という意味での、ジェッツ・コミックス版でしょうかね。
タイトルから想像がつくように、大正時代を背景として、社会のあり方、その中であがく人間たち(とくに女性)が、笑いの対象になる。いや、笑いの対象は、一応、主人公の“万里小路空子(まりのこうじ たかこ)”なんだけど。
と書いてきて、これまでの彼女の“時代物”とは、微妙に味わいが違ってきてるのかな。
問題意識とでもいいましょうか、それがたまに、物語の流れを止める役目をしてる感がないでもないけど……。作品発表の舞台が変わってきてるように、作者も少しずつ、変化してきてるのかもしれませんね。
『母に習えばウマウマごはん』 [コミックス]
あの『ダーリンの頭ン中』の小栗左多里さんの新刊。
ソニーからメルマガが来て、そのなかで紹介してあった。
“キャッチ本の中の紹介ページ”より
「料理の本を出しませんか?」
この企画をいただいたとき、「なぜ私が?」と驚くと同時に、「でも、母と一緒なら」とも思いました。私の母は、料理教室の先生をしていたからです。
思えば、いろいろなものを食べさせてくれました。今も好奇心旺盛な母は、新しい味を求めていつも創意工夫しています。
この本におけるモットーは「簡単に、身近な材料で、目先を変える」。料理がまったく初めての人でも簡単にできるものがほとんどです。
まずやってみて、すぐ結果が出せる。それが料理を続ける楽しさにつながるのではないかな、と考えているからです。
そして、ちょっと変わっているレシピ。目新しいメニューは、作るのも食べるのも楽しいと思います。
実は私は、ほとんど母に料理を教わってきませんでした。この本がきっかけにもなり、最近は時々、一緒に料理をします。そのときに感じたこと、教えてもらったコツなどをマンガで描きました。
一緒に作っているように、楽しんで読んで、そして実際に試してみていただければいいなと思っています。
本書<はじめに>より
う~ん、料理の先生をしていたお母様。創意工夫のその人と一緒に作る?
でも、ご本人は、習ってきていない。
ぢつは、私も親からは料理らしい料理なんて、習ったことない。祖母が上手だったけれど、母自身、祖母から習わなかったらしい。あれこれ確執があって、料理の腕は叔母のほうに伝授されて、だから叔母の味付けは抜群。
とはいっても、上手な人ってのは、ある種、陶酔してしまって、後の者に伝えよう、教えようなんて思わないのかもね。スポーツの天才、必ずしもいい指導者たらず、ともいうし。関係ないか。
話はそれたが、“キャッチ本”では「立ち読み」ができる。いきなり料理の写真がど~んと出てビックリしたけれど、ページの下には、あの絵、あの漫画があって、相変わらず、の楽しいやりとりが読める。
なので、とくに料理本、なんて構えないで、いつものように(?)気楽なエッセイマンガとして、手にとってみてもいいかも。