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 追記:やっと購入 [児童書、YA]


 早速、読んでみた。金原センセイ監修とあるだけあって、本の紹介文を書いているのは、冒険とか家族とか、カテゴライズされた項目ごとに、それぞれ別の人。

 ひこさんもいる。ほとんどは、知らない人。メルマガの「児童書評」で書いてる人たちかな。金原センセイのもの以外は、あんまり読んでないんだよね。

 全体に、ライトノベルが多い印象。

 それも、男の子向けが圧倒的。

 もちろん、良書を選別してあるんだろうけど、読書案内にしては、少々、偏りすぎの感がなきにしもあらず。いわゆる昔からある「これを読むべし」大家、文豪の本なんかは、全然、載ってないし。 

 

 金原センセイの惹句「これは、とくに親に読んで欲しい本です~」の意味が、つかめてきた。

 喰わず嫌いしてないで、今の子どもの世界を知れ、ということだね、多分。

 子どもの活字離れが言われ、学校で朝の読書習慣が始まって、しばらく経ってみれば、実は「親世代の方が、あまり本を読んでない」なぁんてことが言われるようになって。

 とはいえ、いつの世も、親世代は、「今の若者は……」と言いたいもの。親が読ませたい本と、子どもが読みたい本の乖離も、昔と変わらないのだろう。親自身だって、本当の意味での良書を読んでるとは限らないのに。

 そうした気持ち、事実が、金原センセイをして、この本を提示させたのかな。

 まぁ実際、あまり本というものを手にとらない子どもにとっても、「へぇ、こんな本もあるんだ。面白そう」と思ってくれれば、万々歳、ではありますよね。


 『12歳からの読書案内』 金原瑞人(監修) [児童書、YA]


 Amazonからお知らせメールが来ました。“以前に「金原瑞人」の著書をお買い上げいただいた”ので、紹介します、とあったのがこの本。

12歳からの読書案内

12歳からの読書案内

 ヤングアダルト向け読書案内の類は、赤木かん子さんなど、いろいろな人のオススメを集めた本が以前にも出てたと思うのだけど、今回は“12歳から”というのがキーワードかも。

 というより、これは、どうやら「親のための本」らしい。子どもに、どんな本を“与えて”いいか迷っている人向け、みたい。



1章 「希望」がわいてくる本 ~「やりたいこと」や「新しい自分」に出会う!

2章 「勇気」があふれてくる本 ~「孤独」や「試練」を乗り越える!

3章 「コミュニケーション」の大切さに気づく本 ~理解しあう喜びを知る!

4章 「情感」が豊かになる本 ~毎日を楽しみながら生きていく!

5章 「いのち」の重みに気づく本 ~自分の生き方を見つめ直す!

6章 「冒険」させてくれる本 ~未来は自分で切り拓く!

7章 「想像力」がふくらむ本 ~何でもありの未知の世界!

8章 「好奇心」を刺激する本 ~身近なことを深く知る

9章 「豊かな言葉」に出会える本 ~短歌や詩を味わい尽くす!



 金原瑞人センセイは、「児童文学評論」という、ちょっといかめしいタイトルのメルマガのなかで、自身が訳した本のあとがきを集めた「あとがき大全」というものを出しているのだけれど、その中でいろんなヤングアダルト本について書かれているのが、なかなか面白い。

 ただ、メールマガジンという気楽さ(?)のせいか、ある意味、マニアックな本も多くて、一般の人――という言い方も何ですが――に、いきなりオススメしたらキツイだろうな、と思うことも。

 そういうとき、この手の本が役に立つのかもしれないね。

 それにしても、どんな本が載ってるのか、興味津々。



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