『母に習えばウマウマごはん』 [コミックス]
あの『ダーリンの頭ン中』の小栗左多里さんの新刊。
ソニーからメルマガが来て、そのなかで紹介してあった。
“キャッチ本の中の紹介ページ”より
「料理の本を出しませんか?」
この企画をいただいたとき、「なぜ私が?」と驚くと同時に、「でも、母と一緒なら」とも思いました。私の母は、料理教室の先生をしていたからです。
思えば、いろいろなものを食べさせてくれました。今も好奇心旺盛な母は、新しい味を求めていつも創意工夫しています。
この本におけるモットーは「簡単に、身近な材料で、目先を変える」。料理がまったく初めての人でも簡単にできるものがほとんどです。
まずやってみて、すぐ結果が出せる。それが料理を続ける楽しさにつながるのではないかな、と考えているからです。
そして、ちょっと変わっているレシピ。目新しいメニューは、作るのも食べるのも楽しいと思います。
実は私は、ほとんど母に料理を教わってきませんでした。この本がきっかけにもなり、最近は時々、一緒に料理をします。そのときに感じたこと、教えてもらったコツなどをマンガで描きました。
一緒に作っているように、楽しんで読んで、そして実際に試してみていただければいいなと思っています。
本書<はじめに>より
う~ん、料理の先生をしていたお母様。創意工夫のその人と一緒に作る?
でも、ご本人は、習ってきていない。
ぢつは、私も親からは料理らしい料理なんて、習ったことない。祖母が上手だったけれど、母自身、祖母から習わなかったらしい。あれこれ確執があって、料理の腕は叔母のほうに伝授されて、だから叔母の味付けは抜群。
とはいっても、上手な人ってのは、ある種、陶酔してしまって、後の者に伝えよう、教えようなんて思わないのかもね。スポーツの天才、必ずしもいい指導者たらず、ともいうし。関係ないか。
話はそれたが、“キャッチ本”では「立ち読み」ができる。いきなり料理の写真がど~んと出てビックリしたけれど、ページの下には、あの絵、あの漫画があって、相変わらず、の楽しいやりとりが読める。
なので、とくに料理本、なんて構えないで、いつものように(?)気楽なエッセイマンガとして、手にとってみてもいいかも。