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 “ブッククロッシング”なる言葉を [児童書、YA]





 初めて聞きました。はてなのブックマークを覗いていて、見つけた。

米国発 広がる「ブッククロッシング」

街中を図書館に! 読み終えた本をわざとカフェや駅に放置し、偶然手にした人にまた読んでもらうという「ブッククロッシング(BC)」の活動が世界中で広がっている。本には専用のID番号がつけられ、インターネットにアクセスすれば、その本がどのような経緯で自分の元へたどりついたか確認できる。2001年に米国で始まり、150カ国以上、35万人の読書家たちが参加。百九十九万冊の“蔵書”は、今日も世界のどこかで読まれている。

5月8日(日)東京産経朝刊より

 運動自体は、もうかなり前から始まっているようだけど、日本で今ごろ記事になるってことは、ようやく“上陸”してきた、ってことでしょうか。

 内容そのものは、なかなか楽しくて良いこと、に思えるけど、これで“活字好きを増やす”ってことになるかどうか……。“本好きの輪をつくる”ってことなら、おもしろがる人は多そうだけど。

 ICタグが、本がそこへ来た経緯を追ってくれる、というけれど、ケータイのGPS機能みたいなもん?

 でも、なぁ。日本でその手の運動?が根付くでしょうか。その辺のカフェに本が置かれていたら、手にとるか? ただの忘れ物として片付けられてしまうのでは? 公園のペンチに置いてあったら。やっぱり、うさんくさいと交番なりに届けられてしまうのではないだろうか。運動のことを知ったテロリストが利用したら?

 嗚呼、なんか逆撫でするようなことばかり書いてますが、本好きの善意に頼るには、壁が多そうな気がしないでもない……。



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