キリンカップ2009 対ベルギー [サッカー]
■J's GOAL | ゲームサマリー キリンカップサッカー2009 日本 vs ベルギー(国立)
●楢崎選手とハイタッチ! 羨ましいぞ、チビッコ。
W杯予選の強化試合という側面が大きくて、「チャレンジ・カップ」とごっちゃになってた。やたら“30回目記念”などと映像を流しているから、は??? だったけど、一応“カップ戦”だったんですね。
ベルギーは中1日、大量点で勝たなくちゃね、などと書いたけれど、本当にそうなるとは。 (まぁ、中1日でやらなきゃならないという日程は、ベルギーにしてもチリにしても少々、可哀想かなと。せめて中2日に出来なかったのかな)
サブ(とされている)のメンバーで挑んだチリ戦が、予想以上の出来で、大量得点で、思いっきり評価されてるから、昨日のスタメンも危機感を覚えたというか、奮起したんでしょうか。
それにしても、岡田監督、メンバーの選択のしかたが変わってきた?
玉ちゃん1トップの前線チビッコFW陣、に拘っていたように見えていたけど、チリ戦にしても昨夜のベルギー戦にしても、(誰かが言っていた)中村憲剛(ケンゴ)を入れるべき、というのが実践されていたし、高さのある矢野選手を途中で入れたりして――別にパワープレーの練習というわけでもなく――柔軟というか、見ていてストレスがなかった。
まぁ、勝ったからだろうけど。(笑)
普通は代表チームの戦術なり方法論なりが、リーグに影響を与えたりすると思うのだけど……。逆に、Jリーグの各チームでの戦術とか選手の使われ方、を上手に取り入れてる。気がする。
パスサッカーという意味では、G大阪、ペトロビッチ広島、(今季から取り込み始めた)ドイツのオシムことフィンケ浦和、そしてわがピクシー名古屋――今季はまだ、ダヴィとの連携が完全には取れてないので、どこまで参考になるか分かりませんが。そうはいっても、ベストゲームのACLウルサン戦、というのがあって、あれは美しかったし、見本になると思う。
密集の中でボールを廻してゆくのはガンバ大阪風。あるいは、サンフレッチェ広島。(あるいは今季から戦術変更の浦和レッズ)
広島はまたG大阪と違って、もう少し名古屋グランパスに近い感じ。見ていて本当に面白い。楽しい。
練達のパスワークだけでなく、スペース、スペースに人が走り込む、後方からのロング・フィードで一発裏狙いもあり (グラも今季、楢崎からちょくちょくやってるね)、ときに最終ラインからDFが上がってきて攻撃に加わったり (闘梨王も顔負け)、と多彩。
……と書いてきたら、代表がこの2連戦でやってたことじゃないか。(笑)
だから、それがやれる広島の槇野選手を呼んだのかな。(今回は、怪我あがりの闘梨王じゃなくて、中澤が代わりに?やってましたねぇ)
ただ、サイドチェンジ・パスが少なかったかな。意識を持ってやっていたのは、俊輔と本田圭佑くらい?
サイド攻撃に関しては、単に深く抉ってのクロス、だけでなく、アーリー気味にゴール前にボールを入れる(阿部翔平がやっている)、という攻撃パターンもあって、既視感があったのだけど……グラを買いかぶり過ぎ?
まぁいいや。
仮想ではない本物のウズベキスタン戦は、アウェイ。ピッチや気候のコンディションも段違いだろうし、今回のいいところをなるべく多く出せるように、頑張ってほしいものです。
あとは、ナラ、玉田選手、怪我に気をつけて。とくに玉ちゃんは、無理に出たりなんてしないように。